André Gagnon - Nocturne
<音楽が流れます、音量に注意>
その日も雨。
なんだか二度目の梅雨の様なこの頃。
花巻からの帰り、紫波町の五郎沼に寄った。
沼の傍らに区切られた一角。
そこに咲いていた中尊寺蓮。
平泉藤原氏の四代泰衡の首桶から見つかった蓮の種。
それが開花に成功し、ゆかりの各地に株分けされている。
五郎沼もその一つ。
ぬかるみに気をつけながら歩く。
するとポロン、ジャーっと音がする。
その方を見ると蓮の葉が揺れている。
風もないのに何だろう?
じっと見ていると雨粒が真ん中に溜まる。
それが溢れて葉が揺れる。
中には、葉から葉へ流れたり。
なんだか楽しい。
ふとビニールの傘を斜めにした。
すると見る間に溜まってジャーっと流れた。
子供の頃、畑の里芋の葉に溜まった水を思い出した。
手でゆすって流れる水を見ていた。
時には自分の服にもかかったり。
あの頃、傘をさしていても楽しかった。
深めの水たまりに入ってみたり。
長靴の半分まで水に浸かったり。
たいていは、家に帰ると靴下は絞れるほど濡れていた。
その日の夕方、
盛岡の稲荷町にあるぴょんぴょん舎に行った。
奥の方に案内される
ナムルの盛合わせから。
少し肉を焼く。
次にキンパ。
海苔とごま油の香りに食欲が増す。
ハーフサイズのキムチチャーハン。
優しいピリ辛。
そして今宵のメインは、熱々のチヂミ。
大葉に包まれた富山湾の白えび。
食感と仄かな甘味。
食べ始めると一気に完食。
いつもは、焼肉と盛岡冷麺がメイン。
ぴょんぴょん舎は、豊富なメニューとハーフサイズも充実。
まだまだ、食べていない物もある。
満足してレジに向かう。
途中で見つけたオブジェ。
来る度に発見がある。
私にとって、ここは五感で楽しむ場所。
帰り道はやる気満々、もう少し仕事を頑張れる。
ぴょんぴょん舎 稲荷町本店
〒020-0142 盛岡市稲荷町12-5 |
http://www.pyonpyonsya.co.jp/shop/shop01