盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください>

 

 

コロナ以降、めっきり少なくなった宴席。

今年は、案内がだいぶ増えた。

しかし、まだまだ感染した話をあちこちで聞く。

あの厳戒体制は何だったのだろう。

それはそれとして顔を合わせ、ゆっくり話す。

やはり、いい。

複雑な心情は、なかなか電話やメールでは伝わらない。

 

関東から訪れた方と盛岡で暮らす人が集まった。

会場は知る人ぞ知る和食の名店、割烹「惣門」。

場所は盛岡劇場のある通り。

あまり観光客は見かけないが、盛岡らしい街の一つ。

暮れてくると背の低い街灯が灯り、歩道に扇形の光が伸びる。

 

 

 

 

 

 

店の名前となっている「惣門」とは

江戸時代盛岡城下の街道からの出入口だった。

行き交う人や物を取り締まっていた。

この引き戸を今日も色々な人が出入りする。

 

 

 

 

Oscar Peterson - The Bach Suite - Allegro / Andante / Bach's Blues

 

 

その夜、参加できるかどうか、

ぎりぎりまで分からなかったので、

コース料理の人数から外してもらった。

少し遅れて参加できた。

既に盛り上がっていた。

久し振りに会う人、初めての人も。

お通しだけはいただき、私はノンアルコールビールで乾杯。

近頃のノンアルはいい。

 

惣門の料理は、細部にまで丁寧な調理が施され美しい。

どれをとっても美味しい。

 

 

 

 

 

 

ちよっとした季節感のあるあしらいもいい。

 

 

次々とコースの料理がみんなに出てくる。

私は、別のものを頼んでいる。

写真だけ撮らせてもらった。

 

 

実に美味しそうだ。

 

 

 

 

宴席は佳境に入り、話題はあちこちに飛ぶ。

 

 

 

 

 

惣門名物の特製茶碗蒸し。

大きな器に色々な海鮮が入る。

香りがよく、なめらかな茶碗蒸し。

久しく食べていない。

そっと唾を飲み込んだ。

 

初代店主が突然、逝ってしまった。

後をしっかり二代目が継いでいる。

 

 

 

 

 

 

私の刺身定食が出てきた。

まわりから「ご飯も食べたい」との声も。

 

 

 

 

ごはん、味噌汁など一つひとつが美味しい。

 

 

 

 

彩を考えた並び、一皿に込められた料理人の想いも皿にのる。

 

 

 

 

周囲の話し声を忘れて食べる事に没頭した。

一気に食べてしまった。

「千葉さん、食べるのに夢中で話を聞いてないでしょ」

「いえいえ、聞いてます」

と答えたものの、よく覚えていない。

しばらく輪に加わっていた。

時計は、9時近い。

明日は、朝から仕事なので、皆さんに挨拶。

帰り際、二代目とお母さんと話した。

これも楽しみの一つ。

 

ゆっくり惣門を後にした。

近くの駐車場に歩き出した。

ふと、前の宴会である人が話していた。

「手間をかけた料理は、お父さんの味がする。」

 

 

盛岡市八幡界隈(松尾町)

割烹 惣門

 

 

 

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