Miss Misery · Elliott Smith
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡の中津川の東は、古い街並みが残っている。
国道106号線の辺りは、高層マンションと家並みが入り混じる。
久し振りにちよっと空が焼けた。
昔、八幡町の通りや路地は賑やかだった。
今は灯りもまばらだが、まだまだ元気だ。
国道から路地へ。
この辺りの店にも、いつか入ってみたい。
路地を抜けて八幡の通りを東へ。
そう言えば午後に修学旅行のグループが、
盛岡八幡宮の辺りを行き来していた。
久し振りに見た光景にほっとした。
コロナが流行る前はこの季節、
あちこちの制服が入り乱れていた。
南大通とぶつかる辺りに「千代寿し」がある。
7時過ぎ、鮨おりを受け取りに来た。
3人での集まりがあり、
食べながら話し合う事になっていた。
そこで、千代寿し鮨おりを提案。
2人とも拍手。
蕎麦、ラーメンなど誰でも馴染の味がある。
普段の顔で暖簾を潜り、箸を割る。
舌が覚えていて当たり前に食べる。
出て行く時には心も満たされている。
回転寿司も好きで、かなりの頻度で行く。
でも、馴染の店とはどこか違う。
「もっと説明して?」
と言われても上手く出来ない。
開ける前から中は見えている。
何度見ても綺麗な鮨。
写真の右、並みは1000円
上の価格は忘れてしまったが、ちょっとだけ値上げ。
並みは据え置き。
なんと40年間値上げしていなかったそうだ。
凄い事だ。
シンプルながら、すし飯とネタ、味を引き締めるワサビ。
ひとつの三味一体となって美味しい。
やはり料理はバランスなのかな、と思ったり。
イカにしても綺麗な飾り包丁。
特に新鮮な生のイカに刻みを入れるらしい。
柔らかくなり、甘味もいい具合。
前に、おりから一貫ずつ取り出し、
カウンターで食べているつもりで食べた事がある。
そろそろ、目の前で握るところを見ながら味わいたい。
ネタの話などを聞きながら。
ある人が自家製のガリを持ってきた。
甘味が少なくて好きな味。
色々な作り手がいて、それぞれの味がある。
だから面白い。
いつもの味を楽しみながら、
普段とは違う事を色々と思った日。
千代寿し
盛岡市八幡町2-25