盛岡食いしん爺日記
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考えてみれば、
ずっと追われる様に生きてきた。
中心に仕事があり、隙間を見つけては運動。
年を重ねるごとにスポーツが好きになった。
それは、現実からの解放。
でも勝負にストレスはつきものだった。(笑)
冠婚葬祭も多かった。
ようやく今年の6月頃から追われる暮らしが穏やかに。
好きな時間に運動したり、
温泉で体を癒したり。
日々、様々な事件は起きるが、
それでも真っ黒だった手帳に空白が多くなった。
先日、古いアルバムを探した。
中学、高校、大学に続いてサラリーマン時代の写真。
東京で過ごした4年の写真が極端に少なかった。
幾つかの箱に入った写真を整理してみよう。
断捨離もしなくては。
東京へ行き、懐かしい友にも会いに行きたい。
あれこれ考えていると、もう夕方。
今宵は中華にしよう。
菜園の「中国料理 空」へ。
Chicago - Will You Still Love Me?
洒落た空間。
昔は、中華料理と言えば真っ赤な円卓だった。
まずは、くらげ。
あっさりとした味付けでプリプリの食感を楽しむ。
コラーゲン、ミネラルをたっぷり補充。
次は春巻き。
カリッとした皮と旨味たっぷりの餡が美味しいハーモニー。
続いて大根餅。
広東などでは正月料理としても使われるらしい。
香ばしい狐色!
揚げた表面がカリッと。
口の中で大根の風味。
しっとり感は米粉のせいだろうか。
これは、もっと食べたくなる。
牛肉の黒胡椒炒め。
やわらかい牛肉、野菜の甘味をピリッと引き締める黒胡椒。
スパイスは楽団の指揮者の様だ。
野菜、特にパプリカは瑞々しい。
食材を活かしながら、全体として一つに纏まり、見事なバランスだ。
美味しい~
蟹肉のあんかけチャーハン。
メニューの写真のビジュアルどおりに出てきた。
もともと福建チャーハンで知られている店。
美味しいに決まっている。
餡の下のチャーハンは、玉子のみのシンプルな感じ。
パラパラ感としっとりの真ん中。
そこに贅沢な餡。
口に入れた瞬間、広がる蟹の風味。
美味しい~
満足して残りのウーロン茶を飲む。
盛岡は町中華や本格中華にしても個性的で美味しい店が多い。
みんな日々、地元の食材や調理法などを考え、美味しさを追いかけている。
そんな気がした盛岡の夜。