Nocturne, Op. 7 · Stefan Dohr

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

旧橋本家別邸の「茶寮かだん」の雛飾りは3月15日で終わった

最終日にもう一度、見に花巻へ行って来た。

見たいという人も一緒に。

上町の裏、花巻市役所に通ずる「ひゃっこ坂」の中腹。

旧橋本家(大津屋)の三代目が、

病弱だった夫人のために昭和2年に別邸として建てた。

当時、「緑御殿」と呼ばれていた。

南向きの斜面には宮沢賢治の設計した花壇。

今も、ほぼ原形を残し、貴重な花壇。

賢治は夫人と縁戚で、

花が好きな夫人のためにお見舞いを込め、設計したらしい。

 

 

 

深緑の瓦。

 

 

 

階段を上り、門を潜ると、

斜面を利用した宮沢賢治設計の花壇がある。

幾何学模様のレンガに触れて眼を閉じれば、賢治の世界。

 

 

 

玄関の明かりとり。

 

 

洋間に賢治の妹、クニさんの弾いていたオルガン。

 

 

 

縁側の席に降り注ぐ、春を思わせる陽射し。

一緒の人は、抹茶とお菓子。

どら焼きの皮にかだんの文字。

 

 

庭を眺めながら、ゲイシャの深い味わいを楽しむ。

ゆっくり時間が流れる。

 

 

 

 

数々の花巻人形の雛壇。

隣に並ぶお雛様は、賢治の妹、トシ(とし子)さんゆかり雛壇。

このお雛様が飾られた場所にトシさんが訪れ遊んでいたという。

 

 

その頃の小皿も。

幼い兄妹が雛菓子を食べ、遊んでいたに違いない。

 

 

別邸には洋間と和室があり、どの部屋も当時の技と贅を尽くしている。

 

 

それぞれに違う、ガラスや窓、桟。

全てが外からの光を美しく見せる。

 

 

病弱な夫人への思い。

 

 

 

 

洗面所までもが素敵だ。

 

 

細かな所にも驚きがある。

引き戸に木で作られたレールは初めて見た。

 

 

きっと、そう外に出られない夫人が、光を感じて暮らすようにとの心遣い。

そして、別邸からは街を一望できただろう。

 

改めてじっくり見て回った。

今日も縁側で足を組み、お茶を飲んでいる賢治の姿が浮かぶ。

 

 

 

帰りは庭から下りた。

私財を投じて復元し、素敵なカフェを開いた一ノ倉さん。

数年前、初めて話を聞いた。

管理に手が回らなくなっていた別邸の地主さんから頼まれ、見に行った。

入口から生い茂る草木をかき分けて入った。

中には約100年前の見事な柱や天井。

細工の素晴らしいガラス窓などが残っていた。

花巻に素晴らしい物がある。

とにかく復元して今後に残していきたいと思ったと語っていた。

 

 

庭を下りると小さな春。

 

 

その日、盛岡へ着いたのは夕方。

遠く白鳥が見えた。

 

 

 

盛岡の街の空、白鳥たちは次々に飛んで行く。

 

 

 

少し淋しくも北国の春は近い。

 

 

昔、月夜の晩、鳴き声に窓を開けると、

きっと旧橋本邸からも白鳥の北帰行が見えたに違いない。

 

 

茶寮かだん 宮沢賢治ゆかりの花壇 | 茶寮かだん 岩手・花巻・宮沢賢治・かだん 観光/カフェ/コーヒー/グルメ (hanamaki-kadan.com)

 

 

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