Tchaikovsky: The Seasons, Op. 37a, TH 135 - Troika · Fujiko Hemming
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡から車で20分も西に走れば、御所湖。
湖は白かった。
繋温泉の入口に向かって架かる紅い橋。
氷を渡っても向こう岸に行ける気がした。
繋温泉から更に西へ。
十数分で鶯宿温泉。
「偕楽苑」のお湯を目指した。
湯量が豊富で、雪見風呂。
心身共に癒された。
車の窓を少し開けて盛岡へ帰った。
夕飯は、どうしよう?
盛岡駅の方に行ってみよう。
駅ビルのフェザンの1階にある「そばの花」。
立ち食いそばの店。
<前に書いたブログの記事>
小学生の頃、
家族で出かける日には朝早く起こされた。
朝ご飯の用意がない時は、
着替えをしながら「駅で、そばかな?」なんて思った。
漂う醤油の煮えた、あの匂いが浮かんだものだ。
早めに駅に着き、列車を待つ間、皆で食べた。
高校時代、
部活もしていないのに、腹が減る。
ポケットの小銭を確かめて、友達と食べた立ち食いそば。
1時間半後には、家で夕飯。
それもペロリ。
あの頃は、よく食べた。
学生時代、
通学の途中、新宿駅で乗換の前に食べたり。
コロッケのトッピングがあった。
ネクタイ族に混じってちょっぴり大人になった気分。
紅生姜のかき揚げ。
立ち食いそばをたいていの人は数分で完食。
さっさとそれぞれ、目的の場所へ急ぐ。
太めのそばで、いい感じ。
昔は、天ぷらそばをよく食べた。
先日は、名前を忘れたが、海藻の沢山入ったそばを食べた。
海苔もワカメもメカブも美味しかった。
店の壁にそば文化の話が書かれていた。
いつも、そばを食べ終わると、
残った汁に浮いたネギを食べ尽くす癖がある。
自分では意識していないが、長ネギが好きなんだと思う。
そのネギを届けてくれる方がいる。
いつも無くなった頃に届く。
土のついたネギは、しばらく経っても美味しい。
切り口が瑞々しいままだ。
インスタントラーメンやカップ麺にも沢山入れる。
別物の美味しさになる。
届けてくれる方に、
今更ながら感謝しながら、立ち食いそばで温まった夜。
明日はネギを山のように刻んで、納豆にしよう。