岩手夜曲〈Iwate-ken Nocturne〉二胡 Nagiko I zunome
<音楽が流れます、音量に注意>
※花巻の方の演奏です。
盛岡から北の隣町、車でほぼ1時間。
岩手町にある「石神の丘美術館」。
オープンシアターがイルミネーションで飾られた。
この美術館には花とアートの森がある。
四季の花と色々な彫刻作品を見て歩く。
丘一面のラベンダーが知られている。
2008年に岩手県ではじめて「恋人の聖地」
(NPO法人地域活性化支援センター)に選定された。
イルミネーションの会場に入ったら、恋の花も咲いていた。
魔法のようにラベンダーが咲いた。
空気は澄み渡り、くっきりとした光の世界。
すれ違う顔はみんな優しい。
立ち止まりながら、ゆっくり歩く冬の花畑。
最終日は2月13日、翌日はバレンタイン。
ここで渡されたら、さぞかし甘いチョコレート。
バレンタイン・イブ(笑)
ひとり微笑んでシャッターを切る。
見送りは、うさぎちゃん。
車に戻るとコンビニで買った珈琲は冷たくなっていたが美味しい。
岩手町を後にして、盛岡へ着いて8時過ぎ。
温かいうどんにしよう。
青山町、岩手県営体育館の近くの「丸亀製麺」へ。
「冬の花畑」の後は「春まち鴨ねぎうどん」。
うどんの中にも鴨とネギが隠れていた。
柚子もいい。
鴨肉の風味、ネギも甘い。
美味しい。
身体の芯から温まる。
コシの強いうどんを黙々と食べる。
きすの天ぷら。
サクサクの後にしっとりの白身。
稲荷寿司も1個。
見つけると買ってしまう。
子どもの頃の想い出が詰まっている。
母の稲荷寿司。
運動会、遠足など楽しみだった。
台所から漂う醬油と揚げの匂い。
早く食べたいと思ったものだ。
今にして思えば、
出来立てを食べさせてくれた時は、上手くいった時だったのだろう。
母の手が差し出す稲荷寿司は艶々していた。
何より好きだった。
温まって家路に向かいながら、蘇る「冬の花畑」。
寒い中、見に来た人を迎えるスタッフも嬉しそうだったなあ~
冬の夜、ちょっと足を伸ばしてよかった。
今年は、北国の冬を楽しむ事にしている。
石神の丘美術館
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