アラジン A Whole New World - Regina Belle & Peabo Bryson
<音楽が流れます、音量に注意>
1月10日は、誕生日で朝から雪。
盛岡は、翌日も雪だったが午後から雨に。
道路は悲惨な状況で、アスファルトにへばりついたデコボコの氷。
そんな日の夕方に出かけた。
どこもかしこも渋滞だろう。
住宅地を走ると道の両側に積まれた雪。
こんな光景を見ると、思い出すことがある。
自分の一番遠い記憶。
父に手を引かれて歩く、雪が高く積まれ狭くなった道。
先が見えないほど降る牡丹雪。
父の大きな手が足元がおぼつかない私の帽子の雪を払う。
次は、ストーブのある暖かい部屋。
ベッドに母が寝ている。
妹が生まれ、父と逢いに行った。
モノクロームの記憶。
住宅街から国道4号線へ。
ずっと先まで輝くテールランプが見えた。
対向車線のヘッドライトも遠くまで。
約束のある人達は大変だろう。
時間の制約がなかった私には綺麗に見えた。
盛岡の津志田にある回転鮨「清次郎」に到着。
毎年、誕生日が近くなるとハガキが届く。
テーブル席が空いていた。
スタッフにハガキを渡す。
しばらくして誕生日のプレゼント。
鮨6巻と卵焼き。
白身魚も美味しい。
清次郎の蒸し海老も好きだ。
食感と甘みを楽しむ。
ブリも鯛もプリプリ。
流石、魚屋さんだけあって新鮮なネタがのる。
スルメイカも甘い。
めかぶにのる宝石のようないくら。
自家製のガリも美味しい。
次は、追加で焼き雲丹の軍艦。
雲丹は久し振り。
生もいいが「焼き」は好物。
湯葉の茶碗蒸。
マグロは赤身にした。
久し振りに「ばくらい」。
「ホヤの塩辛」と「このわた」をあわせた珍味。
冷やされていて美味しい。
大人の味だ。
〆はマンボ巻。
すじことキュウリがよく合う。
満腹で満足。
会計のボタンを押した。
レジの前の水槽に青緑の輝きを放つアワビ。
「翡翠(ひすい)アワビ」と書いてある。
水槽を覗いていると店の人が「こんなのもありますよ」と見せてくれた。
「綺麗ですね!今日、食べればよかったなあ~」と言うと、
「次の楽しみにどうぞ」と微笑む。
車に乗り込んで「三陸翡翠あわび」を調べた。
大船渡の元正榮(げんしょうえい) 北日本水産が生産している。
完全養殖で、天然物より、柔らかく肝に砂が混じらないので、
子供からお年寄りまで美味しく食べられる。
天然物を超えるアワビを目指してきたという。
満足の夕飯。
そのうえ発見もあり、次回の楽しみも出来た。
回転鮨清次郎 盛岡津志田本店
〒020-0837 岩手県盛岡市津志田町2-1-60