What A Wonderful World · David Garrett
<音楽が流れます、音量に注意>
住宅街の一角にアメリカンカフェ・デンヴァーズ。
そこにある「SABO(サボ)」
前は、別の場所で8年ほどたってここにやってきた。
ということは10年近くサボの味に親しんできた事になる。
「11月21日でサボは、ここを離れる。」とSNSで知り、駆けつけた。
駐車場は満車だったが、マスターが出て来て待つ場所を教えてくれた。
しばらくしてマスターが駆け寄ってきて「お席ができました。」
と言うと、また走って店に入った。
色んな人が駆けつけていた。
誘った人と車を降りた。
ちょっと複雑な気持ちの中でメニューを見ていた。
「わたしは、デンバーズにします。」と一緒の人。
サラダとスープがきた。
ランチセットにつくサラダ。
前の店では、夜にも出してもらった。
小気味いい味のドレッシングが好きで、底に残ると飲み干したもの。(笑)
ほどなく一緒の人の「デンバーズ」がきた。
チーズたっぷりでクリーミーな感じが見て分かる。
勿論、海老はプリップリのはず。
「久し振りです、サボのパスタ。とっても美味しい!」と言いながら、
チラッと厨房の方を見て、「どうして終わりなんでしょうね・・・」
こっちは「ペペロンチーノ」
ニンニクの香りに包まれて海老は、いつものようにプリップリ。
相変わらず、ビジュアルもいい。
シンプルで癖になるパスタだ。
ティクアウトで、ピッツァの「マルゲリータ」
トマトソースにたっぷりのチーズ。
トロ~リ、もちもちで、この端っこ、耳がまた格別に美味しい。
この味を舌が覚えている。
ひと切れだけ食べたくなるが、我慢して開けた箱を閉じた。
タコライスも頼んだ。
これで夕飯もサボの味を楽しめる。
一度、盛岡の街に戻った。
岩手大学の前を通ると樹々の紅も黄色も濃い。
早くも傾いた陽射しに映える散り際の紅葉。
明日にも全ての葉が舞い散りそうだ。
街の中心部での用事を終えて郊外へ。
小岩井農場の方から網張の麓へ。
雪を頂いた岩手山の姿も変わる。
網張の玄武温泉「ロッジたちばな」の湯で温まった。
8月下旬から復活したバドミントンで疲れた筋肉を癒した。
元気回復の帰り道、猫ちゃんを見つけた。
ちゃんと歩道を歩いていた。
いったい寒い中、どこまで行くのだろう。
行く先を聞いてみたくなる。(笑)
とある神社があった。
歴史を見据えてきた堂々とした樹々。
天然記念物の樹らしいが、古木のどれがどれだか分からなかった。
厳しい環境を生き抜いてきた姿は、神秘的だった。
また、猫ちゃんがいた。
「なにか用があるのか?」
と言いたげだ。
麓の森の樹々は、葉を落とし道端に乾いた落ち葉が積もる。
もうすぐ白い世界に包まれ、新芽の準備を始める。
サボの帰り、マスターに聞いた。
「今度は、どこへ行けば食べられるのですか?」
「決まりましたら連絡します。」
今夜はゆっくり、ピザとタコライスを味わい「サボの日」にしよう。
落葉は新芽の準備。
しばらくの間、マスターの芽吹きを待つ事にしよう。