フジ子・ヘミング~月の光
<音楽が流れます、音量に注意.>
近頃、あちこちで催事が始まった。
先日は、「さいとうゆきこさん」の個展に。
「おだやかな日々」
11月16日(火)まで、盛岡市鉈屋町、
もりおか町家物語館のコミュニティスペースDOMAにて開催された。
「おだやかな日々」
小説「雲を紡ぐ」(伊吹有喜)には、
舞台となっている盛岡が、楽しくなるほど登場する。
今度の個展では、さいとうさんなりの雲を紡ぐをイメージした作品も。
次々と精力的に作品の制作や仕事をこなしている。
個展も終わる頃、
さいとうさんと「車門」という蔵の雰囲気そのままの喫茶店に行った。
灯りが映し出す、漆黒の逞しい梁。
彼女はイラストレーターであるがデザインも手掛けている。
今まで、何度か雑誌のデザインを頼んでいる。
車門では、たいてい深煎りの珈琲。
色々な打合せや一人で来ても深煎り。
彼女は、黒ゴマのお汁粉。
きっと疲れている体に、いいだろう。
黒ゴマの餡に、更にゴマ。
こちらにまで、いい香りが漂ってきた。
微笑みながら食べている。
ある人が彼女を評して「ぶれない人なんだよね~」と言っていた。
見ていると美味しそうだった。
仕事を一緒にしていて、時々驚く事がある。
雑誌の写真は、岩手を代表するカメラマンで巨匠の一人、
「松本 伸」氏にお願いしている。
その写真をさいとうさんは、自分の感性で、トリミング。
思い切り文章をのせたりする。
<「盛岡食いしん爺のもりおかじまん」より>
渡したワードのラフを想像以上に仕上げてくれる。
写真とデザインで、雑誌に命を吹き込んでもらう。
両氏と私のスタッフなどと取材に歩く時、
この人達とならば、アポなしの飛込みでも「イケル!」と思った。
そういう形で仕事が出来る事が幸せだ。
でも、はっきり自分のそんな思いは伝えていない。(笑)
いつか、そのうち。
ちょっとだけ労をねぎらって解散。
今年も残り少なくなってきた。
来年の「ひめくり&さいとうゆきこ」さんの、カレンダーを買いに行かねば。
「モリオカノオト 2022」
盛岡界隈のイラストで来年も癒されよう。
「カレンダーは、ひめくりで買えます」
shop+space ひめくり
電話&FAX 019-681-7475
営業時間 10:30~18:30
定休日 木曜+第1・第3水曜
「盛岡食いしん爺のもりおかじまん」は、いわてイーハトーヴ書店で取り扱っています。