Enya - So I Could Find My Way
<音楽が流れます、音量に注意>
<盛岡食いしん爺日記>
部屋で撮ってきた写真を見る。
気に入った一枚があると浮かばない文章。
筆力のなさを嘆くより、素直に写真と音楽に頼ることに。
10月27日、秋を感じにドライブ。
八幡平市の走ったことのない道。
わくわくする。
目を奪われて車を停めた。
岩手山を背景に一本の大樹。
桜だろうか、葉は落ちていた。
小径の先は何処へ続くのだろう。
落ち葉の絨毯を歩いてみたい。
八幡平の松川渓谷に着いたのは午後4時過ぎ。
東八幡平方面から、下倉スキー場の入口に出て松川温泉の方へ。
橋の上は駐車禁止の看板。
みんな見惚れてしまうのだろう。
駐車帯に停め橋へ。
息を飲む展望。
山が燃え尽きる寸前。
下を覗く。
吸い込まれそうで後ずさり。
松川温泉の方へ。
カーブと登りがきつくなる。
玄武岩に貼り付く盆栽のような紅、黄色。
見上げると綺麗だ。
紅葉の美しさをどう表現すれば、いいのだろう。
先人の言葉では秋麗(あきうらら、しゅうれい)」が好きだ。
でも晴れの日が似合う。
見ている人達は、「わあ~」。
気がつけば自分も口を開け、見ていた。
森の奥深くまで染まる。
黄と紅の間にオレンジ。
今年も山の懐で紅葉を楽しんだ。
「ペンションアルペンローゼ」の辺りまで来ると、
薄暗くなってきた。
そろそろ戻ることに。
「おや?」と思うのは相手も同じ。
こちらを見ながら歩く。
お~ 爪とぎ!
雪の降る前に来よう。
ここの地熱を利用した染物を見て珈琲がいい。
東八幡平の辺りからの岩手山。
頂上が顔を出した。
樹々は、もうすぐ葉を落とす。
そして、白と黒の世界に。
やはり、日本の四季の移ろいは素晴らしい。
5時半。
レストラン「こかげ」に入った。
何度も見かけてはいたが初めて。
カツレツ丼セットを頼んだ。
たっぷりのキャベツが敷かれ、カツがのっていた。
ソースは、トマトがきいていると思った。
サラダ、うどんまでついてボリューミー!
上にのった香草は何だろう?
店の人に聞くと「セージ」で、食べられるが今は少し硬いそうだ。
「何年ぐらいになりますか?」と聞くと、
オーナーも出て来た。
「41年です。老舗と言ってくれる人も」と笑う。
思えば、スキーを始めたばかりの頃、よく東八幡平のナイターに来た。
あれは、もう昔の話。
スキーウエアの下に、もこもこ着込んでボーゲン。
雪は白い粉のようだった。
ある夜、盛岡の街に戻ったら10時近くで氷点下8度。
「夜のスキー場は、もっと寒かったはずだ。」と仲間と笑った。
紅葉の美しさで心を満たし、「こかげ」て食欲を満たす。
おや、スマホに沢山の連絡。
帰ったら、少し忙しい。(笑)
今日は来て良かったと思う帰り道。