盛岡食いしん爺日記
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昨日、午前10時からの会議は午後1時までかかった。
たぶんに自分のせいで猛省。
その後、5時まで体育館。
7時から別の会議。
9時頃に終わり、数人で軽く居酒屋へ。
家に着いたのは10時半。
ぐっすり眠った。
翌朝、しばらくボオ~ッとしていた。
午後に病院、その後ガソリンスタンドへ。
車は満タン自分は空腹。
すっかり陽は傾いた。
今夜はある人と夕飯の約束。
昨年の6月に移転し、再スタートをきった「SABО」へ誘った。
季節が変る度、訪れたくなる店。
Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To
最初の店に行ったのは十年ほど前。
あれから場所が変っても追いかけている。
季節が変るごと恋しくなるサボの味。
ファイヤーキングのカップ。
今夜は珈琲も頼んだ。
始めにサラダ。
森の新緑のように綺麗だ。
爽やかな味のドレッシング。
揚げた玉ねぎを刻んでふりかけてあり、食感のアクセント。
気がつけば平らげている。
私は「ガンベレット」。
海老のペペロンチーノ。
プリプリの食感と特製麺、引き締まった感じのスープ。
うんうんと頷いて食べている自分に苦笑い。
オーナーシェフは、ここに移転し、スープパスタを始めた。
色々考えた上で行きついたらしい。
箸で食べる。
よくあるスープパスタと違う。
かといってラーメンでもない、サボ独自の味。
とにかく美味しい。
一緒の人は「マリナーラ」。
ピリ辛のトマトソースのスープパスタ。
食べ始めた人が唸った。
「う~ん、美味しい、これははまる。」
冬には背油を入れ、冷めにくいようにしている。
ベースのスープが、またまた美味しくなった気がする。
トマトの酸味と辛味の絶妙のバランス。
そこに背油の甘み。
今、一番好きなパスタの一つ。
向かいの人は、レンゲでスープを飲む度に頷いている。
レンゲを離さない。
食べ終わり、珈琲。
運んできたオーナーと話ができた。
「美味しい」を2人で繰り返すと、はにかみながらの笑顔。
やはりベースのスープは色々と工夫してきたようだ。
特にもマリナーラのスープは、冬だけ背油を入れたり、
臭みをぬいたニンニクをたっぷり使ったりと、色々な工夫。
「この味、なんと表現したらいいか分からない~」
と言うと、
「言葉にならない味なんです」
「そうそう、サボの味」と3人で笑った。
珈琲は4分待つ。
砂時計が教えてくれる。
ファイヤーキングのカップ。
久し振りだ。
珈琲も美味しい。
帰りながら隣の人に、
「後は、あのピッツァが復活してくれたらなあ~」
と言った。
よく、テイクアウトで持ち帰った。
耳までモチモチで冷めても美味しいピッツァ。
でも、いつか食べられると思っている。
今夜も食べ物談義で夜がふけゆく。
SABO
〒020-0122 岩手県盛岡市みたけ4丁目18−5