I’m Getting Sentimental Over You (Bassman - Washington) - oct. 18, 1935
<音楽が流れます、音量に注意>
先日、花巻でじっくり仲間と話し合った。
そんな空気感は久し振り。
忘れかけていた感覚。
テーマはある雑誌のバージョンアップ。
場所は、花巻の駅前にある「とっくり」
お通しが美味い!
ハラスを丁寧に漬け込んであり臭みも全くなし。
お通しで、まずは近況報告。
今日は少人数。
しかし、数人の意見も聴き取りしてある。
近況の後に、その報告を始めた。
真剣な話し合いが始まる。
しばらくして鰹がテーブルに置かれ、しばし休憩。
脂ののった艶に見惚れた。
わさび醬油、大葉と刺身の相性。
日本の食べ物の原点なんじゃないか、なんて思ったり。
原点と言えば、
自分のサラリーマン時代、
「原点」「初心」や「失敗の教訓」が、
いつのまにか心の底に沈んで隠れてしまう。
気をつけて周りを見ていたはずが、眼を曇らせる「慣れ」という錆。
雑誌作りも大切な原点回帰。
始まりのコンセプトをしっかり確認し合う。
ひと休みしながら鰹を食べては思い出す。
ある時期に色々な事が重なり、
食欲も減退、疲労で目の回りが窪む。
鏡に映った顔は歪んで眼だけギラギラしていた。
そんな時、ある所で食べたトロトロの鰹で、食欲が湧き上がった。
美味しさに微笑んだ。
尖った神経が弛緩していった。
さて、また話し合い。
熱い議論。
そして休憩。
今年初の白子。
「いいね~」
卵焼きも自然な美味しさ。
イケル!
どんどん盛り上がってまた休憩。
この手羽先、いくらでもイケル!
肉の旨味、焼き加減、美味しい!
ちょっと休憩が長くなりそう。(笑)
気がつくと4時間半。
様々な意見が出た。
次回からは、より具体的な話しになるだろう。
一つひとつを大切にしながら、来春には形が出来ていきそうだ。
オンライン会議も便利だが、少人数で勿論、距離をとりマスクもしつつ。
face to faceで、じっくり話す事ができたのは2年ぶり。
まだ、そうそう何度も出来ないが、実りのある話し合いだった。
「とっくり」のシンプルながら、
それぞれの旨味が心地良く、
一つひとつの料理が美味しかった。