先日、滝沢市の「マイヤーリング」に行った時、焼き菓子も買ってきた。
「ダックワーズ」
口の中で、サクサクからしっとりに変わる。
珈琲の風味に続いてアーモンドとラムレーズン。
ドリップパックの珈琲を淹れた。
もう一つは、「ロジィ」
この形は薔薇の蕾。
口に入れるとほろりと崩れ、
中に挟まれたアプリコットのジャムが誘う。
続けて口に運んでしまう。
美味しい。
食べていると淡いオレンジ色の杏子が浮かんだ。
十年ほど前、ある人とマイヤーリングの奥のカフェで話していた時、
「アプリコットのジャムって好きですか?」と聞かれた。
実はその時にアプリコットとは杏の事とだと知った。(笑)
久し振りの焼き菓子。
どんどん無くなっていく。
ふと浮かんだ母の顔。
子どもの頃、テーブルの上の空になったお菓子の袋を見て、
「出しておけば、全部食べてしまう。自制心がないね~」
叱るより呆れ顔だったと思う。
母の作ったおやつの記憶。
子供の頃はホットケーキ。
年をとるにつれ「がんづき」など郷土のお菓子を好んで作るようになった。
60代の母は、知らないが、もし生きていたら山のようにがんづきを作って、
あちこちに配って歩いたことだろう。
ところで今の子供達は、郷土のおやつを食べる機会があるのだろうか?
秋の夜長も食いしん爺は、やっぱり食べ物のこと。(笑)