The Name Of Life Joe Hisaishi
<音楽が流れます、音量に注意>
<先週の日記>
先週、石川啄木の碑のある盛岡市、玉山の公園から見ていた。
知る限り、「啄」の字は、もっと難しい字だったと思うがキーボードから出てこない。
静かな時間。
刻々と明度が落ちていく。
東の姫神山を望む。
女性的な稜線だと思った。
啄木は、二つの山を眺めて育った。
「一握の砂」という歌集。
ふるさとの訛りなつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく
かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの川
ふるさとの山に向かいて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな
岩手の山並みを見て、想いを表現する力はないけれど、心安らぐ。
モノクロームの世界に入る直前、
西の岩手山の輪郭が朱に染まるひと時。
気がつけば、辺りは暗くなり風は冷たい。
とっぷりと暮れて盛岡の街に戻った。
今宵は回転鮨の「清次郎」さんへ。
そうそう、ポイントがたまり500円の食事券がある。
得した気分で暖簾を潜る。
早速、タッチパネルを見た。
「秋茄子」
瑞々しい茄子。
「イカの漬け」
イカの旨味たっぷり。
「炙り三種」
脂ののったエンガワ、サーモンもいい。
「自家製の蒸し海老」
この食感と滲む海老の甘み。
たまには、腹八分、今宵はこれから仕事少し。
では、今夜はこの辺で。