盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

 

来客があり、桜山へ。

待ち合わせの時間は4時半頃、

場所は「ティーハウスリーベ」。

午後になって降り出した雪。

暗くなるとともに本降りになった。

 

 

 

 

キャバレー 1986年 角川映画 Left  Alone マリーン

 

 

 

4時過ぎに着いたと連絡。

こちらは「やはり半頃になりそうだ。」とメール。

 

纏わりついた雪を払ってリーベに入った。

螺旋階段を上った。

 

 

ティーハウスリーベは、

昭和46年(1971)に開店した盛岡では貴重な紅茶の店。

 

 

「盛岡食いしん爺のまちを歩けば」では、

「昔から変わらないダークブラウンのクラシカルな世界」と書いた。

 

 

真ん中が少し低くなっている。

段差のある事で、客同士の視線を気にせず寛げる。

階段を上がって窓際には7、8人が座れるコーナーも。

サラリーマン時代は何度もここに集まった。

ひとりで来ては本を読んだり、

誰かとゆっくり話したり、

紅茶を飲みながら色々に楽しめる。

よく考え抜かれた造り。

 

 

待ち合わせの人は一段低くなったテーブルにいた。

連絡をもらっても早く来れなかった事を詫びながら座った。

 

 

彼の前には空になった皿。

紅茶とパンケーキを食べたそうだ。

オーナーが水を持って来た。

取材でお世話になった御礼もして紅茶とティラミスのセットを頼んだ。

しばらく仕事や雑談。

相変わらず彼は忙しい。

 

ティラミスとアイスクリーム。

 

 

滑らかで甘さが丁度いい。

するりと喉元を過ぎる。

 

 

アイスクリームの下には珈琲ゼリー。

 

 

このティーポットが好きだ。

初めて来た時「カップは?」と思った。

 

 

下がカップとソーサーになっている。

 

 

セットの紅茶はセイロンティー(スリランカ)。

ミルクも添えられ、2杯目からはミルクティー。

 

 

彼は編集者仲間。

後輩たちの指導の事も話題になった。

色々な雑誌も老舗の店主が変る様に後を託す時期やその方法。

実に難しい。

そう言えば彼と2人でゆっくり話したのは久し振り。

 

 

彼は、7時から用事があり、私も6時半から打合せ。

1時間半ほど話して螺旋階段を下りた。

 

 

外は雪。

先日、膝丈まで積もり、ようやく溶けかかったところ。

街は、また白くなった。

 

 

 

 

リーベのある桜山。

北は岩手県庁などの官庁街。

 

 

南は桜山神社。

社(やしろ)の背後は盛岡城址の石垣。

 

 

東には堀の名残の池や鐘楼がある。

四方に路地があり、鮨詰めの店は百軒ぐらい。

神社の鳥居と接する様に建ち並んでいる。

昭和の雰囲気が色濃く漂い、

老舗と新しい店が入り組んでいるが不思議な調和。

ここを無くす話があった。

鉈屋町の町家もそうだったが、皆の力で生き残った。

ここは盛岡の宝だ。

リーベが好きらしいニューヨークタイムズの52選の記事を書いたクレイグ・モドさん。

そんな経緯を知っているだろうか。

街は暮らす人が創る。

 

 

 

道路を隔てた公園にイルミネーション。

この灯りも綺麗だが、桜山のネオンに心惹かれる。

 

 

 

 

注目され、この街はどうなるのだろう。

訪れる人が街を歩き、また来たいと思う街であって欲しい。

 

打合せも終わり、家に帰ると彼から写真が届いていた。

 

 

そうか、彼はパンケーキのおともは珈琲にしたんだ。

 

 

 

 

ティーハウス リーベ

盛岡市内丸5-3 

 

 

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