Lee Ritenour/Kenya Hathaway - Is it you?
<音楽が流れます、音量に注意>
ゴールデンウイーク。
盛岡界隈も観光バスは見かけないが、県外ナンバーが目立つ。
3年ぶりの賑わい。
今年こそと思った私の旅は出来なかった。
プチ贅沢ランチや近郊を巡る日々。
欲求不満で、ちょっと遠出したくなった。
国道46号を西へ。
雫石を過ぎ、奥羽山脈をトンネルで突っ切る。
秋田県に入り、さらに西へ。
しばらくして水芭蕉で知られる刺巻湿原に到着。
小雨のせいか国道沿いの駐車場に車は見当たらない。
ハンノキ林に囲まれた水芭蕉の群落。
刺巻湿原の花を包む緑の葉は、空に向かって広がる。
透明な水の流れを阻むように群生。
板の路を今にも覆い隠してしまいそうだ。
迫力に押され気味で遠巻きに見ていた。
小雨の中、若葉は萌え、合間に山桜。
秋田県から取って返して小岩井農場に。
牛たちはのんびりと草を食む。
盛岡に戻ると街中の老舗や話題の店は行列。
住宅街の住吉神社には鯉のぼり。
夕陽を浴びてゆったり泳ぐ。
買い物があり、街中のとある駐車場に停めた。
端っこが空いていた。
走行距離は150キロほど。
車の中でひと休み。
フェンスに小さな蜘蛛。
何やら忙しそう。
糸を張る場所探し?
フェンスとブロック塀の隙間に若葉。
傾きかけた陽射しを浴びていた。
蟻もあちこちせわしない。
春は、みんな忙しそうだ。
子供の頃、蟻の行列を見つけ、しゃがんで地面を見ていた。
ぞろぞろと自分の身体ぐらいの白い卵を運んでいた。
そこへ2人連れの大人。
話に夢中で歩いて行った。
靴に踏まれてしまうかと思ったが、行列は難を逃れた。
普段の暮らしとは、ひどく危ういものらしい。
隙間に苔。
そこから咲く花も。
小さな世界にも色んな生き物。
6時過ぎ。
上田の「むら八」で、ある方と待合せ。
真っ白の暖簾。
その方は、しょうが焼き。
メニューを見ると花見牡蠣が終わり、「春の牡蠣」が始まっていた。
来月のイベントの打合せをしているとテーブルが賑わい出す。
春の牡蠣にしょうが焼き。
三陸の海で育まれた美味しい牡蠣。
サクサクの中に引き締まった身、ジューシーで甘みもある。
牡蠣の風味を邪魔せずにひき立てるタルタルソース。
沢山食べたくなる。
茶碗蒸も。
「小鉢もいいんだよなあ~」と向かい。
「ご飯と味噌汁、瑞々しいキャベツはおかわりできるし」と続ける。
一緒の方は生姜焼き。
「前より、あっさりとした感じ、うまい!」とニコニコ顔でキャベツをおかわり。
いつか聞いた料理長さんの話を思い出した。
季節ごとは勿論、日々の天候なども考えて作るそうだ。
そう話すと、
「日々、研鑽、長く続くという事は、そこなんだなあ~」
と深く頷いた。
「美味しかった、来て良かった」と解散。
あれ、資料を受け取るのを忘れた~
むら八上田店
〒020-0066
岩手県盛岡市上田4丁目21-31