Víkingur Ólafsson – Bach: Organ Sonata No. 4, BWV 528: II. Andante [Adagio] (Transcr. Stradal)
<音楽が流れます、音量に注意>
8月21日(土)から27日(金)まで、
西和賀で「雪室そば」が食べられると聞いた。
「利久庵」へ。
混まない時間を狙い早めに。
盛岡から雫石から横手に向かう道を走る。
山伏トンネルを抜ければ、そう遠くない所に利久庵。
土日のランチ時間だけの営業ながら、
西和賀の旬を存分に楽しませてくれる。
「海老入りかき揚げ、サラダそば」
2メートを越え、雪下ろしが大変な豪雪地帯。
雪で作った室で、そばを低温保存。
この町だからこそ、出来る技。
タレは、中華風で、海老のかき揚げ、野菜とそばを上手く纏めている。
夏にピッタリ。
野菜の瑞々しさは言うまでもなく。
サクサクのかき揚げに続く、しっとりとしたそば。
風味豊かで品の良い味。
喉が潤う感じだ。
満足して店を出ると車に訪問者。
アニメに出てきそうな機械的な姿。
この身体なら遠くに跳ね、どこまでも飛んで行けそうだ。
目的の場所に向かった。
沢内の辺りは蕎麦の畑が目立つ。
車を停めた。
近くで見ると小さく可憐な花。
秋になり収穫された蕎麦の実の中には雪室で冬を越すものも。
そう言えば、昔から寄り道好きだった。
「未だに、そこは変わっていないな」と思った。
ある人の道草話を思い出した。
小学校の帰り道、いつもと違う道。
林檎畑の小径。
畑から道端に転がっていた1個の真っ赤な林檎。
辺りを見て、しゃがみ込むとカバンに忍ばせ、
ドキドキの急ぎ足。
家に帰って机の上に置いた。
だんだん胸が痛くなり、夕方になって林檎をバックに詰めた。
あった場所にそっと戻して全速力で駆けて帰ったそうだ。
思い出して独り、にやにや。
「さあ、行きましょう!」と即されて出発。
湯田の街を経て秋田、横手の方に向かった。
一緒の人達に言ってみた。
「寄り道は、いいですよね、人生も」
すると「程度問題」と笑われた。
利久庵
【住】西和賀町沢内字貝沢
【営】土日祝のみ 土11:30~14:00/日・祝11:30~15:00