The Way You Look Tonight - Michael Bublé (cover by Arpi Alto)
<音楽が流れます、音量に注意>
土曜日、
思い立って出かけた西和賀。
盛岡から雫石の街を抜け、鶯宿温泉方面へ。
そして秋田県の横手まで通じる道を走った。
昔は九折の峠だったがトンネルで、一気に突っきると
沢内の山に囲まれた細長い盆地に出る。
それから数分ほど、
始めの集落が見えて来れば「利久庵」
奥羽山脈を望む。
和賀岳だろうか。
昨年、松茸そばで感激。
春になり店が開くのを待っていた。
もう1時を過ぎ。
「お~ 開いている!」
(快晴で、パネルに反射し映ってしまいました)
朱で書いた貼り紙。
「これは、絶対に美味しいぞ!」
テーブルのメニューも。
待つほどに高まる期待。
昨秋の「松茸そば」が浮ぶ。
待つ間に唾液アミラーゼが充満。(笑)
「きた!」
新緑らしい!
「天然たらの芽天ぷら」
山菜は、よく天ぷらにして苦味を整えるが、
うす衣でたらの芽の味を活かしている。
意識しないと感じないほのかな苦味。
説明しがたい美味しさなれど、品の良い味。
西和賀の特産のわらび。
この町では、わらび粉だけで作る「わらび餅」もあるほど。
太いわらびは粘り気が強く美味しい。
鰹節もいいが、ここではそのまま。
二八系のそばだろうか、コシもいい具合。
山菜とよく合う。
にしん煮も頼んだ。
あまり、焼き以外は食べないが、
利休庵のにしん煮は、さっぱりとして旨味も深い。
ペロリと食べた。
「ほたてと新生姜の炊き込みご飯」
くさみのない帆立、新生姜がほどよく効いている。
味付けもあっさり。
お代わりしたくなる。
もう一つ胃袋が欲しくなった。
窓からの陽射しも心地良い。
そば湯を飲んで立ち上がった。
「昨年の秋の松茸そばも、とても美味しかったです」
と言うと、
「今年の秋も楽しみにしてください」
平日は、盛岡で「田(でん)」という店をやっているそうだ。
後で調べてみたら、
知る人ぞ知る「和味彩々 田」という懐石料理なども楽しめる店。
興味津々。
西和賀「利久庵」では土日、祝日の昼時だけの営業。
満足のランチは勢いが出る。
さあ、行くぞ!