She - Charles Aznavour (cover by Arpi Alto)
<音楽が流れます、音量に注意>
久し振りの人と逢う約束。
「少し遅れます」のメール。
丁度いい、
待合わせの近くで見たいものがある。
やはり、咲いていた。
今年はかなり早い気がする。
希少種の樹で「なんじゃもんじゃ」と言われている。
モクセイ科の植物で、「ヒトツバタゴ」属。
学名は、ギリシャ語で、「雪の花」という感じのようだ。
「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる理由は、諸説あるらしい。
それを紐解くのも楽しいだろう。
とにかく、「なんじゃ!」と思ったのだろう。(笑)
近くで見ると可憐な花。
しかし、離れると迫力がある。
<5月23 日現在>
昨年見た時は、もっと凄い迫力で、
ふわふわの雪が樹に降り積もったかのようだった。
しばらく立ち尽くしていた。
「風が吹いたら、辺り一面が白くなるのでは」と思ったものだ。
<昨年の満開>
盛岡の岩手県庁前の中央通りと桜山神社、盛岡城址に挟まれた、
桜山と呼ばれる一角の裏手。
咲き始めているが、殆どの人は気づいていないだろう。
「着きましたのメール」
急いで桜山の路地にあるティーハウス リーベに急ぐ。
1階で、アールグレイを頼んで螺旋階段を上がる。
落ち着いて話ができる場所のひとつ。
その人と2年前に会った頃は、マスクも消毒もいらなかった。
<以前の写真・カップの上に、ポットがのる>
アールグレイの香りに包まれながら弾む話。
リーベの紅茶は、ティーポットにたっぷり。
1時間ほどかけて飲み終わり、
螺旋階段を下りた。
楽しく、刺激も受けた時間。
「リーベ」
誰かとゆっくり話すには、うってつけの場所。
昔ながらの喫茶店は、減ったものの、まだまだ残っている。
新しいカフェも多く開店し、ゆっくり寛げる店も多い。
盛岡の街、特に中津川を挟む地域には、
新旧の個性的な喫茶店やカフェが多く、
「まち歩き」をしても、ひと休みする場所に事欠かない。
近頃、ブログやFacebookで、盛岡や花巻などの街の記事に、
「懐かしい」「早く帰りたい」などのコメントが目立つようになった。
一日も早く、いつもの暮らしが戻って欲しい。
せめて、街の写真を見せてあげたい。