Bay City Rollers/I Only Want to Be with You
<音楽が流れます、音量に注意>
国道4号線沿いに南下中。
時間は午後6時。
7時から体育館。
「何か食べなくちゃ、身体がもたない」
左に見えてきた「びっくりドンキー」の看板。
「この前も来たけど、入ろう」
案内されて席に着く。
テーブルには折り畳みの大きなメニューがドンとのる。
手元に別のメニュー。
「期間限定」に弱いのです。
即、オーダー。
街ながら店の中を見回す。
前には気づかなかったが色んな物が飾られていた。
懐かしいような物があちこちに。
昔々、学生時代。
帰省すると高校時代の同級生と喫茶店で長居した。
延々と何を話していたのだろう。
始めて帰省し、東京へ戻る日だった。
ある人と喫茶店にいた。
列車の時間になって駅へ歩いた。
「作ったから食べて」
と改札口で渡されたサンドイッチ。
何やら身体が火照ったまま、ドアの傍に立ち、手を振った。
一瞬、故郷を離れたくないと思った。
その日は友達と一緒に切符を買っていた。
列車が動き出し、友達の隣に。
しばらくしてハンカチを開けた。
横から覗き込んで「お~ たまご、ハムにチーズのサンドイッチ!」
ひと切れよこせと言う。
「だって、オマエさ、チーズは苦手だろう?」
黙々と残さず食べた。
「好き嫌い」とは不思議なもの。
きっかけも分からないまま、
いつの頃からか、チーズが好きになっていた。
改めてメニューを見た。
期間限定「メルティーチーズバーグディッシュ」
「いつものチーズバーグディッシュに濃厚イエローチーズソース」と書いてある。
ハンバーグをチーズが覆い隠す。
「濃厚なイエローチーズソースとは、どんな味だろう?」
とろとろのチーズは意外にしつこくない。
美味しい!
ハンバーグに味噌汁と美味しいご飯は絶対条件!、
ハンバーグをチーズが包み込み、一体に。
あっという間に完食!
美味しかったが、
「この濃厚なチーズソースは、きっと若い人たちが喜びそうだ」と思った。
体育館に余裕で到着。
コンビ二で買ってきた珈琲を飲んでいると続々と車が来る。
スポーツバッグを担いで外に出た。
このクラブは殆どが20代。
歩きながら聞いてみた。
「びっくりドンキーには行く?」
「はい、よく行きます。」
「期間限定のメルティーチーズバーグディッシュを知ってる?」
並んで歩く2人のうち、女の子が言った。
「はい、食べました。美味しかった~」
練習が終わり体育館の出口で、
数人の若い子たちが、ご飯の相談。
びっくりドンキーの名前も聞こえる。
今の私には9時半頃のご飯は胃に重い。
それに10時以降の食事はドクターストップ中。
年寄りは、家路についた。
そう言えば数年前にクラス会があった。
青春時代にサンドイッチを作ってくれた人に話したら、
「え~ そんなことあったかなあ~ 千葉君、きっと違う人じゃないの?」
岩手県盛岡市三本柳5地割2-2
びっくりドンキー盛岡南店