Chris Botti feat. Caroline Campbell & Sinfonia Varsovia - "Emmanuel"
<音楽が流れます、音量に注意>
南では、花の便りが次々に。
岩手の南部でも福寿草が咲いた。
北国の春は、
三寒四温でやってくる。
冬から春にかけて、
同じ日本でも、
南と北の季節の差を感じる頃。
2月28日、
花巻での用事が終わった。
快晴、春を思わせる陽射しに誘われ、
横手まで足を伸ばすことに。
食べたくなった中華そばを目指した。
<三角そばやさんの中華そば>
北上から秋田自動車で横手までは、
50キロほど。
春模様の太陽に、
少し窓を開け、暖房を切る。
北上から西へ。
奥羽山脈の懐に入ると雪の量が一気に増えてきた。
トンネルを抜けるたび、白い壁は高く。
高速道路から見えた西和賀の街は、白い海。
家々が埋もれそう。
山内のパーキングエリアで、ひと休み。
有数の豪雪地帯とはいえ、
雪の質量に圧倒される。
ほどなく目的の「三角そばや」さんに着いた。
歩道の両側は白い壁。
駐車場には、うず高く白い塊。
すぐ巨大なかまくらができそう。
目的の中華そば。
トッピングにメンマとネギ。
2019年夏、本店に行って食べた時の記事
かんすいを使っていない熟成麺は、
縮れ細麺でスープとよく絡み飽きない。
社長さんと話す事ができた。
「この出汁は何から?」
自信満々で持ってきた。
「陸奥湾でとれる超高級、だしいわしで最高の出汁」
形の小さい鮮度の良いいわしの炭火焼きだ。
あれから、あっという間の1年半。
<かん水を使わない手もみ麺>
どこまでもあっさりとしたスープだが、
深い味わいを喉に残す。
チャーシューは、地元特産のシルクポーク。
きめ細かく、しっかりとした歯ごたえ。
肉の旨味を感じて嬉しくなる。
自家製の出汁で、
味付けたメンマの食感はたまらない。
一つひとつに手を抜かない。
無駄な物がそぎ落とされ、
あっさりとしながら深い味わい。
社長さんの豪快な笑顔が浮かぶ。
持ち帰りのセットを買い込み帰途に。
翌日、早速作った。
<説明書き>
三角そばは手間ひまのかかる、
作り方の面倒くさい中華そばです。
手間ひまをかけるからこそ、
昔ながらの身体に染み入る
中華そばがお召し上がりいただけます。
とあり、
作り方も細かく、
・袋から出して3分置く、
・スープは沸騰させない
・茹で時間は30秒から40秒。
などと。
2日続けて食べられて幸せ。(笑)
店の味とちょっと違うが美味しい。
丁寧な説明書の通りに作っても、何かが足りない。
でも、いい感じ。
特徴を掴んでいるモノマネ歌手の様に楽しい。
何故か、冬の西和賀、沢内に惹かれる。
近いうちに行く予定。