"Somewhere In Time" John Barry
正午近く、
花巻市石鳥谷の小さなパン屋さんに寄った。
中学校のそばから曲がりくねった細い道。
何度か探して、ようやく辿り着いた「ルーツ」
2度目なので、すいすい。
食パンは売りきれ~
やはり予約が必要かな。
オーナーが出てきた。
「食パンは終わりましたが、選んだら呼んでください」
と中へ。
忙しいようだ。
入口近くには林檎も。
あちこち見て楽しく迷う。
町はずれの住宅地にある小さなパン屋さん。
子どもの頃、給食がコッペパンだった。
小さな四角いマーガリンやジャムがついていた記憶。
白いエプロンに三角巾だったかな~。
給食当番の頃が懐かしい。
シチューやカレーは大好物。
早く食べて、お代わりの列に並んだ。
牛乳瓶になる前は脱脂粉乳。
苦手だった。
時々、前の席の女子が振り向く。
「あ~残してダメなんだよ!」
先生にも聞こえる。
怒りを抑えてグッと一気に飲み干した。(笑)
見回していると野菜もある。
元気な野菜たちは、次回の楽しみに。
オーナーと少し話もできた。
弟さんが野菜を作っているという。
花巻での用事も済んで、盛岡への帰り道。
コンビニに寄って珈琲を買った。
助手席の包みが気になる。
袋を開けるといい香り。
まるで何かのスプレーの様に勢いよく香る。
ひとかけ食べながら、急いでハンドルを握った。
<伊予柑のパン>
噛むほどに広がる香り。
楽しく美味しい。
昔、玄関先に胡桃がざるに積んであった。
金槌で割る。
中身を爪楊枝でほじくった。
あの頃、栗や桃、柿など樹に下がる実が好きだった。
たわわに実をつける樹が庭にあればいいと思った。
近頃は胡桃を割ることもない。
前にも買った「胡桃の底力」
初めて食べた時、たっぷりの胡桃にびっくりした。
次々と胡桃の食感。
胡桃好きには、たまらない。
残っていた丸い食パンと伊予柑の皮や実がたっぷりのママレード。
これも買ってきた。
夕飯前に味見のつもりが、だいぶ食べてしまった。(笑)
パン屋 「√ s (ルーツ)」
岩手県花巻市石鳥谷町八幡 7-120-6
営業日時 木・金・土・日 10時~18字(ただし売切れしだい終了)
※コロナ禍なので、要確認で、お願いします。