Love Is Blind _ JANIS IAN
<音楽が流れます、音量に注意>
晴れた日、
盛岡の街と山並みを一望する岩山の「GEN・KI(ゲンキ)」に行った。
マスターは、11月中に店を休み、
自転車で京都を目指した。
なんと盛岡から一度、青森に北上し、
日本海沿いに京都まで。
帰りは、名古屋からフェリーの予定だったが、
結局、自転車で東海道を走り、
勿来の関を越えて帰って来た。
黒千石大豆珈琲を飲みながらお土産話を聞こうと思った。
いつもの様に、ニコニコとマスター。
ところが、話を始めた途端、
次々とお客さん。
30分ほどいたが、
増えるばかり。
次に来た時に、じっくり話を聞くことにした。
ゲンキの窓から雫石スキー場が見えた。
もう、コースは白い線がくっきり。
今年は、一度だけでもゲレンデを滑りたい。
おちた筋肉をとり戻すべく、
マフラーを2枚巻いて毎日1万歩。
年を重ねると、
おちるのはめっぼう早く、
戻りにくい。
ようやく、ちょっとだけ太腿と脹脛が蘇ってきた。
風の音を聞きながら、
ゲレンデに弧を描く爽快感。
小さなコブでも、ふわっと浮き上がるあの感覚。
「山が呼んでいる」と勝手に想う。(笑)
すぐ傍では、小鳥が実をついばんでいた。
晴れ渡る景色を眺めながら飲む珈琲。
大豆の煎った香りがいい。
飲みやすく、後味もすっきり。
ゲンキを後にして展望台に行ってみた。
空の青から始まる、蒼、碧、碧。
あまりの青に、街が染まって見えた。
自然が造るどこまでも、なだらかな曲線。
岩手山の雪はだんだん降りて来る。
これは、写真を撮りたくなる。
こうして眺めると、
盛岡は、思っていたより「ずっと美しい」
岩山のゲンキを「盛岡の見晴らしカフェ」と、
勝手に呼んでいる。
マスターは、だいぶ日焼けして逞しく見えた。
無謀とも言える挑戦。
実は、羨ましかった。