Like Someone in Love - Lauren Henderson, Sullivan Fortner, Michael Thurber & Joe Saylor
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「桑の葉冷麺って知ってます?」
と仕事の帰り、助手席でスタッフが言った。
丁度、帰り道にぴょんぴょん舎の稲荷町の本店を通る。
気にはなっていたが、なんとなく食指が伸びなかった。
「尻込みしてますね」とニヤリ。
「一度は食べてみないと」
駐車場に入った。
テーブルについてメニューを見た。
その日は楽しく仕事ができた帰りで、ややテンション高め。
店のスタッフが来た。
勢いよく先に頼んだ。
「桑の葉冷麺とキンパ」
斜め向かいに座った人が続く。
「冷麺ハーフと石焼ピビンパもハーフでお願いします」
ときっぱり。
「あれ?」してやられたかな・・・
テーブルに置かれた「桑の葉冷麺」
器を置きながら、
「よく混ぜて食べて下さい」と店の人。
覗き込むといい匂い。
ちょっと美味しそうな予感。
一気に「ズズ~」っといった。
なんとなく思っていた青臭さも全く感じない。
ツルツルの麺は喉越し抜群!
何とも爽やか。
大根の薄切り、キュウリ、ささみに錦糸卵がイイ感じ。
顔をあげて「美味しいね~」と言うと、
「でしょう~」ときた。
スープを飲んで、嬉しくなった。
五感が喜び、箸が止まらない。
「あっという間に完食ですね」と笑う。
近頃は、よく行く店で、注文する前にメニューをよく見ることにしている。
しかし、まだまだワンパターン。
ちょっと反省して、また箸を持った。
「プルコギとキムチのキンパ」
韓国風の海苔巻き。
ゴマ油の風味がして海苔が具を優しく包む。
続けて二個、頬張った。
向かいの人の「石焼ピビンパのハーフ」
「ハーフサイズが嬉しいし、お焦げが美味しい」と笑顔。
冷麺ハーフ
艶々の麺の喉越しはインプットされている。
少し食べてみたいが、満腹状態。
会計しながら、聞いてみた。
「あの、桑の葉冷麺のスープは、盛岡冷麺と違うんですか?」
「同じなんです。」
「とても爽やかで美味しかった」
と言うと、その人も喜びの笑み。
なんだかこちらも嬉しくなった。
一緒のスタッフは、すでに桑の葉冷麺を食べていた。
とっても美味しいので、一度、食べてみて欲しいと思っていたのだ。
仕事は人間性、感性でつき合う。
だいぶ、今の自分を悟られてしまっている。(笑)
7時前に食べ終わり、スタッフを送った。
次の打合せまで、少し時間がある。
岩山に行ってみようと思いついた。
昼は、よく来ていたが、盛岡の夜景は久し振り。
少し小雨で僅かに煙っていはいたが、とても綺麗だった。
しばらく眺めて展望台を下り、次の打合せに向かった。
「決めつけてしまわないよう、心がけよう」なんて思った。