All The Way · Lee Morgan
<音楽が流れます、音量に注意>
「ねぇ、どうして?」
と近頃、周りの人から聞かれることが少なくなった。
そして、自分も聞かなくなった気がする。
手の甲を傷つけてしまい何気に貼る「バンドエイド」
「痛みをやわらげ早く治す」と書いてある。
しかも綺麗に治して完全防水。
確かに痛みも止まり、傷も早く治る。
跡形も無く。
「でも、何故だろう?」
と思いもせず先日から貼っている。
電球の寿命は、フィラメントが切れるからと習った。
LEDがどうして光るのか、さっぱり分からない。
デジタルの時代、複雑な仕組みに取り残され、
ついには知ろうともせず。(笑)
そんなことを思いながら盛岡八幡宮の境内を歩いていた。
まだ七五三の時節なのだろうか、
出店が少し。
高い青空、太陽が顔を出したが風は冷たい。
この感覚を科学で体感する時代が来るのだろうか?
いやいや、余計な心配(笑)
まだ雨に濡れた参道は、まるで鏡のようだ。
盛岡八幡宮から数百メートル一直線の路を帰る。
近頃、カーテンに閉ざされた日が続く「陽月」さん。
「おや?」
開いている。
頭に浮かんだ「黒蜜の味」
すぐに店の中へ。
もう「ぶちょうほまんじゅう」は、無かった。
僅かに残っていた「しょうゆ団子」と「赤飯」を買った。
家に着くともう1時半。
テーブルに並べた。
懐かしい歯ごたえ。
口の中に少し、しょっぱい感じを残して赤飯。
殆ど味付けがない感じ。
ところが噛むほどに米の甘さが滲み出てくる。
美味しい。
この組み合わせに自己満足(笑)
ずいぶん長い間食べていない「ぶちょうほまんじゅう」
思い出しながらの「家ランチ」
親方の顔を見る事も少なくなった。
大変な労力がかかると語っていた。
年を重ね、店が閉まっている事が多い。
この美味しいまんじゅうはどうなるのだろう・・・
秋も深まって色々と考える今日この頃。
4日目のバンドエイドを剥がしてみた。
まだ少し傷が赤く残る。
「も少し待てば良かったなあ~また貼ろうかな」
箱の中は空っぽ。
まじまじと治りかけた傷を見た。
ちょっとした傷なら、ほっておいても治った時代。
今やなかなか戻らない。
ドラッグストアに買いに行った。
店の中は、LEDの蛍光灯が眩しかった。