<音楽が出ます、音量に注意>
Night Birds/ナイトバーズ (Toshiki Kadomatsu 角松敏生 ver.)
ここ2年半、殆ど呑みに出かけていない。
宴会もノンアル。
きっとよく行っていた店では、もう忘れられている存在。(笑)
ほどほどに呑めるようになり、ある会合の後、
しばらく来ていなかった「しらたき」へ。
前は「しらたき」と言う小料理屋さんが、閉店。
その後を店構えをそのままに引き受け、
今年の1月半ばから串揚げの店として始まった。
肴と酒は変わったが、中も暖簾も前のまま。
<レンコンと牛カツ>
レンコンの歯ごたえ。
アツアツで美味しい。
ソースは「二度漬け禁止!」
牛カツ。
「美味しいです。とってもジューシー!」
閉じ込められていた肉の旨味が、
噛めば一気に広がる。
<1月のブログ>
南大通りを車で通るとしばらく前に、
閉店したはずの店に暖簾と灯り。
風に揺れる赤提灯。
眼を疑った。
もう一度通った。
「やっぱり、点いている!」
近くの駐車場に停めた。
ちょっとしたワクワク感。
右側だけ開く戸も一緒だ。
「いらっしゃい!」
老夫婦ではなく、若い男二人。
先客も。
「いつから始めてました?」
「日曜からですから、ちょうど一週間です」
「前の親方とは・・・」
「特に関係はないです。でもレトロな雰囲気がいいので、そのままにしています。」
カウンターもそのまま。
前の親方がカツの豚肉を叩く、ドンドンと言う音が聞こえてきそうだ。
メニューは、すっかり変わっていた。
聞けば南仙北の「ぶんぶん亭」がここにも開店したとのこと。
串揚げがメイン。
車なので、ご飯。
前に来た時は呑まずに夕飯。
「次は呑みに来ます。」と言って店を出た。
今宵は、ビールなど少々。
一緒の人は、サワー系。
紅ショウガとアスパラ。
海老も美味しい。
学生時代、新宿の串揚げ屋にデートで入った。
カウンターに座ったものの。
コースを断り、隣のお客さんが頼むのを見て真似をしたものだ。
会計をして、次の予算が無くなった。
そんな話をしながら寛ぎ時間。
ここはリーズナブル。
会計を頼むと、
「開店した頃に来ましたよね、たしかご飯食べに」
とマスター。
嬉しかった。
客商売のポイントは、お客さんを覚えること。
心を鷲掴みにされた。(笑)
「いい感じですね、これなら女同士で、ちょこっと寄れます。」
と一緒の人が言って互いに手を振った。
「しらたき」の佇まいは変わらない。
こんな風に、閉まった店が活かされる。
親方夫婦の顔は見れないが、
とっても嬉しいと思った帰り道。