Tears in Heaven - Eric Clapton
盛岡の好きな街の一つ、紺屋町
その紺屋町と旧町名葺出町とを結ぶ愛染横丁と言われる小路。
よく猫君を見かける。
その小路にひっそりと佇む「北田屋」
サラリーマン時代から通っている。
たいてい「冷たぬきそば」だが今日は「そば定食」
<きつねそば定食>
この煮物と漬物が嬉しい。
ほどよい味付けに癒される。
ご飯も美味しい。
きつねそばに、たっぷり紅葉おろしを入れて。
細いそばが、薄味ながらしっかりとした出汁と絡む。
好きな歯応え。
そばを始めると止まらない。
飽きがこない優しい味だと思っている。
創業は、明治20年代で岩手銀行の赤レンガ館の向かいにあり、
昭和になって創業者のお孫さんが紺屋町に支店を開いた。
そこで修業した八重樫さんが暖簾を譲り受けたのが昭和15年のこと。
そして、現在は2代目で、冷したぬき蕎麦を始めたのが昭和53年。
店の御主人と奥さんと春には山野草の話になる
夫婦は山好きで、特に早池峰山には幾度となく登り、
沢山の山野草の写真が店にも貼ってある。
散策も好きで、街から高松の池や愛宕山まで歩く。
往復10キロ近い。
食べ終えて、
「先日、岩手県滝沢森林公園」に初めて行って来ました」と切り出した。
色々な山野草の話になった。
<雨上がりの岩手滝沢森林公園にて>
枯葉から、我も我もと芽吹く緑たち。
仲の良さそうな2人は、歩いて花を見つけては立ち止まり、
旦那さんがカメラを向けるらしい。
いつか、ゆっくり話に来たい。
そう思いながら、店を後にした。
「今夜は、ゆっくりブログを書こうかなぁ~」
なんて感じの帰り道。
気がかりだったのは、
「近くの会社はテレワークで、まだ昼もお客さんがあまり戻らない」
と言っていたこと。
北田屋 〒020-0871 盛岡市中ノ橋通一丁目3-25 TEL:019-622-7145