Herb Alpert - Rise
<音楽が流れます、音量に注意>
あの日は、ボタ雪が舞っていた
桜の花びらより大きな雪。
道端の板塀に雪が山に積まれて一層、道が狭い。
街灯に舞う雪が、薄いオレンヂに染まり出す。
父の逞しい手に引かれ、トコトコ。
だるまストーブの炎。
四角張ったベッドに母が横たわり、
毛布にくるまれ顔だけ出した小さな命。
父が駆け寄り見ていた。
それだけの記憶。
昨日、80代の小粋なおばあちゃんと電話
「買い物以外、外には出られないから昔を思い出してばかりなの」
なるほど、それはいい。
近いうちに長電話することにした。
彼女の長い人生を振り返れば、
次から次へと様々な思い出が蘇り、止まらないだろう。
早速、真似をしてみた。
一番、古い自分の記憶を辿った。
それが、父に手を引かれて歩いた雪の道と三歳下の妹との出逢い。
この頃、何かと日常に追われていた
こんな時、丁度いいかもしれない。
珈琲を片手に好きな音楽と窓の外の桜とくれば、
たぶん優しい眼になっているはず。
でも、空腹感はきちんとやってくる。
今日は、「蕎麦将軍」へ。
やはり、連休明けまでテイクアウトのみ。
<蕎麦将軍の天丼弁当・テイクアウト>
天婦羅は、重なり合ってご飯を埋め尽くす。
タレをかけ、おまけの葉山葵の漬物を準備。
緑茶にしよう。
食べ始めれば、美味しくて一気に空になった。
盛岡市の古い街の八幡通りに、
昨年の冬にオープンしたばかり。
春を待たずにコロナ騒ぎ。
心は穏やかではないだろう。
待ちながら、「頑張ろうね」としか言えなかった。
次は、豆飯、いやいや、まず蕎麦を食べつつ、
思い出に浸ることにしよう。
玄関の傍のテーブルに近くの店のチラシも並ぶ。
皆で、手を取り合っている。
<花巻みらいチケット」を立ち上げ、いよいよ発売開始!>
時間のある方は、こちらからご覧ください。
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