「パッヘルベル カノン」
(音楽が出ます、音量に注意)
「まきまき花巻」の取材でお世話になった「バックシュトゥーべ」
その日は、盛岡から奥羽山脈沿いに走る県道を行った。
志戸平温泉を通る頃には、山懐。
すぐに大沢温泉。
交番を過ぎ、左手の電柱に小さな看板。
細い道に右折する。
車を止めるとオーナー夫妻がドアを開け、出迎えてくれた。
「いらっしゃい、嬉しいですね~」
とドイツ生まれのポールさんの微笑み。
こちらも笑顔に。
「バックシュトゥーべ」とは、ドイツ語でパン工房の意味。
南ドイツの農村では、昔はみんな自分の家でパンを焼いていたという。
その日は、取材の御礼とケーキを買いに訪れた。
「まきまき花巻」とは、花巻市の街を紹介するウェブサイト。
記事の話も一段落。
さて、お目当てのケーキ。
「お~!」
<その日の焼きあがったばかり、「カプリの檸檬トルテ」>
アーモンドパウダー、ホワイトチョコレートや自家製のレモンピールなどを使い、
しっとりとして、とにかく香りがいい。
飽きがこないケーキでペロリと平らげた。
<ヌッストルテ>
4種のナッツのそれぞれの歯ごたえ。
ナッツは、煎る時間も違うらしい。
ドイツのレモンリキュールと珈琲豆が味わいを増して、
とても美味しい。
我慢できず、
小さなカフェでいただきました。
<クランベリークワークトルテ>
自家製のクワークにクランベリー。
とてもクリーミーで、甘酸っぱさとがいい感じ。
爽やかなケーキに仕上がって、美味しい。
外の景色を見ながら、
美味しい物を食べていると、なんとも贅沢な気分。
小さなカフェレストランは、採光が良く「白の素敵な空間」
ここに暮らし30年、店を開いて26年。
ドイツ料理をベースに安心な素材にこだわるポールさんと奥さんの料理は、
優しい味で食べているうちに心が整う。
ふたりは調理にかける手間を惜しまない。
パンやシュトーレンなどを待ち望むファンは全国に。
ドイツの錫細工も扱っている
奥行感のある銀色の輝き、裏にも精巧な細工が施され、手にすると重みがある。
ポールさんは、ドイツの作家から取り寄せ日本で紹介。
「バックシュトゥーべ」でのランチの様子は、
花巻市のウェブサイト「まきまき花巻」でどうぞ。