今や、盛岡の人気のラーメン店と言えば「柳家」さんの名が浮かぶ。
昭和の後半、
盛岡市の大通、さわや書店さんのあるビルの3階で、
初めて食べた「味噌ラーメン」の感動。
鉄鍋に盛られたシャキシャキのモヤシを存分に食べ、
やっと顔を出すもちっとした麺の美味しかったこと。
それから、せっせと通った。
店は行列ができ、どんどん店舗数も増え続け、ゆうに10店舗をこえる。
先日、盛岡駅ビルにも2店舗あるのを知り、一階の店に入ってみた。
<恵味噌・「店長お薦め自信作と書いてありました」>
そぼろの肉、モヤシなどにバターが載る。
濃厚なスープかと思ったら意外にマイルドで、さほど喉も乾かない。
美味しかった。
若さを感じるラーメンだと思った。
栁家さんでは、各店舗ごとに特徴を出しているそうだ。
そして、今では自前の農園を持っている。
12ヘクタールものもの広い農園で小麦「ゆきちから」を栽培。
自家製麺のこだわりは凄い!
柳家さんの麺の美味しさはいうことなし。
食べて満足した。
「元祖キムチ納豆ラーメン」で大ヒットしたというが、未だ未体験。
味噌ラーメン一筋。
どうも、若い頃から、
「あの店では、あれ」「この店では、これ」と決めがち。
どうも自分のこだわりと言うより、単に年を取ったのだろうか?
昔は、いつも空腹を抱えていたのは確かだ。
今や盛岡の街には20階を超えるビルが幾つも建っている。
街が変る様に、「栁家のラーメン」さんも進化しているのだろう。
今度、懐かしい本店で「味噌ラーメン」を食べてみようと思った。