La Mer, French Kiss - Kevin Kline
<音楽が出ます、音量に注意>
盛岡の古い街、八幡の通り
通りを中心に沢山の路地があり、
狭い所は、暮らす人の家の前を通る感じだ。
猫は、あちこち歩き回っている。
通りの真ん中辺りのビル。
奥の突き当りに、「和食屋・ふくしま」がある。
店へのアプローチも路地の様だ。
その日は、8時過ぎに行ったが、
ランチ用の「穴子の白焼き丼のセット」を出してくれた。
車で用事を済ましての遅い夕飯。
一杯やりたい気分をグッと仕舞いこんで。
でも、生タコの唐揚げに飛びついた(笑)
<ちょっと呑みの気分で、
「生タコの唐揚げ」を食べ始めた。
むむ、この弾力! 「これは活タコの唐揚げ」と呼んだ方がいい!(笑)>
タコの風味を閉じ込めてあり、噛むと反動の後にジワリと汁が出る。
美味しい。
続けざまに口に運ぶ。
穴子の白焼きは、しっとりとして美味しく、さらにわさび醤油でさっぱり。
古い街には、沢山の飲食店が連なっていたが、今では最盛期の面影はあまりない。
空き家がチラホラとあり、閉める店も後を絶たない。
しかし、若手が新しく店を始めている。
「ふくしま」もそんな店の一つ。
新旧の店が、新しい街の魅力になれば嬉しい。
「街は、生きている」そして暮らす、あるいは営む人々が創るのだと思う。
テーブルでは、2人の男が呑みながら盛り上がっている。
時々、肴や飲み物の注文が入る。
カウンターの中で、穴子の調理と並行して親方は包丁を使う。
手際良く、無駄のない仕事に見える。
お節料理の時節は忙しく、
正月が迫ってくると何日か、店を閉めるが、
その直前に来たことがあリ、「ちょっと疲れた」と本音を聞いたりもした。
「和食屋・ふくしま」は、開店してもうじき6年になる。
東京に行っても江戸の風情の残る下町の路地が好きだ。
どうして、右に左に折れながらの路地に惹かれる。
どうしてだろう?
それも自分のテーマだ。
八幡界隈の路地をもっと歩いてみよう。