Celebrate Me Home - Kenny Loggins
<音楽が出ます、音量に注意>
打合せ終了
ちょっと早いが何か食べに行くことにして、
とりあえず通りへ歩く。
路地裏を抜けて近道。
すると角に改装された新しい店。
なんだろう? 看板に「とんfe 麦多朗」
顔を見合わせる。
盛り上がった仕事の余韻で、2人の好奇心は旺盛。
「入ってみましょう!」
思ったより中は広い。
メニューを見て「あら?」と「あれ?」
<とん汁定食こじっかり(小) 750円> ※同じく「しっかり(並み)」だと900円
メニューは、とん汁系にデザート、コーヒーだけ
「きっと自信満々なんでしょうね?」
向かいは顔を突き出し小声。
量の少ない「こじっかり」を頼んだ。
「ここ、いつからですか?」
「去年の11月からです」と柔らかなご主人。
テーブルに載ると甘い香り。
飛びつく向かいの人。
「わぁ~玉ねぎの旨味が詰まってる、甘い!」
こちらも、
豚バラ肉の脂と玉ねぎの甘み。
ご主人が話してくれた。
水を使わず、出し汁が少しと後は沢山の玉ねぎからの汁。
自然な甘みに身体が喜ぶ。
「とろろ飯」も美味しい!
仙台で奥さんが始めたパン屋。
御主人もサラリーマンを定年退職後から手伝った。
会員制にしたパン屋は16年続けた。
昨年の8月、
奥さんの実家、盛岡へ移り住むことになった。
ゆっくりするつもりが、身体がうずく。
長年惚れ込んでいた「とん汁」で挑戦を決め、そこからが早い。
なんと3か月も経たない11月に開店。
とんでもないスピード。
そして、自ら語った年齢は、なんと72才。
<食後にコーヒー>
馴染んだ香りだと思ったら「いなだ珈琲舎」の豆で、
とん汁に合う物をマスターがチョイス。
<こだわりの素材は、すべて地元産>
帰り際に、聞いた。
「『とんfe』の意味は?」
「とん汁カフェです」と笑う。
女性でも気軽に入れる様にとのこと。
忘れかけていた「アクティブシニア」と言う言葉。
72才の挑戦は、まだ始まったばかり。
とん汁専門店「とんfe・麦多朗
<盛岡市南大通一丁目7-14>
<電話 019-618-9755>
<営業時間 11時~18時(RO17時半)>
不定休
※要確認