Carly Simon - I've Got You Under My Skin
<音楽が出ます、音量に注意>
1月13日、あちこちで成人式
帰る途中に寄り道
盛岡の肴町のアーケード街「ホットライン」のミスタードーナツ。
前にいつ入ったかの記憶が無い。
昔はよく来たもの。
システムは同じでもメニューは変わっていた。
<ミスドの箱は、ポケモンだった!>
あるある、
見覚えのあるドーナツ。
変わらずに美味しいドーナツに加えて、
いただき物のクッキーとミニビーカーでCoffeeを少し。
近頃、夜のCoffeeは控えめに。
なるべく、若い頃を「遠い昔の事」にしないよう、
目を閉じてみたり。
二十歳の頃、
京王線の初台駅で、住所は渋谷区。
まだ数本の新宿の高層ビル群へ歩いても行けた。
成人式には出ていない。
区から国語辞典をもらったと思う。
あれは数年前
会議が新宿の京王プラザであり、
時間があったので当時のアパートを探し歩いた。
渋谷本町の通りから路地へ。
不思議な事に、
左に曲がって右へ、また左とスタスタ歩く。
「あった!」
少し高くなっている方へ続く狭い坂道。
登って直ぐの場所に小さな洒落たマンション。
建て替えられたに違いない。
「確かこの辺りに銭湯が?」「ここには豆腐店?」
蘇る光景とは全く違う。
でも、再開発されない街は、
建物が変わっても路地はくっきり残る。
帰りも路地を歩いて初台の駅にすんなり。
あの六畳の空間で、色々な事があった。
友達との雑魚寝、
夜明けに、ビルの谷間から小さく見えた富士山。
迷いに迷った就職先、
勿論、恋だって。
あれからどれだけ傷つき、傷つけて生きて来たのだろう。
時には心のアルバムを捲り、二十歳の感傷に浸る。
これもいい、
その延長上に今がある事は確かだから。
さて、もう一個だけドーナツを食べようか、
半分にしようか(笑)
血糖値を気にする未来は、頭になかった。