John Lennon ~ So this is Christmas.
<音楽が出ます、音量に注意>
無性にカレーが食べたくなる日がある。
盛岡、旧町名葺出町辺りを歩いていた。
ガス燈をかたどった街灯、青海波の舗道と盛岡の古い街並みの中でも、
とても情緒溢れる小路。
この通りで、カレーとなれば「カレー工房Chalten(チャルテン)」に決まり。
入口は引戸になっている。
誰もいなかったが、コートを脱いで水を飲んでいるうちに、
サラリーマンや家族連れが入って来た。
さてとメニューを手にとる。
「あれ?」
キーマカレーは美味しかったが「野菜キーマカレー」というのがある。
今まで気がつかなかった。
決めた!
<野菜キーマカレーに、行者にんにくのソーセージをトッピング>
いい香りと共にテーブルにやってきた。
まず、ご飯だけを食べてみた。
美味しい。
頷きながら、キーマカレーと共に口に運ぶ。
いい香りが食欲をそそる。
日によっても違うのだろうが、角切りのパプリカやブロッコリーにベビーコーンなど。
野菜の旨味と挽肉が相まって、とっても美味しい。
スブンーの動きが忙しい。
行者にんにくのソーセージもいい。
香り良く、キーマカレーによく合う。
この店で、いつも思うのは、ご飯の美味しさ。
ラッキョウと福神漬けだけでもけっこう食べてしまいそうだ(笑)
チャルテンでは、辛さに段階があるが、始めの頃は中辛で、今は一つランクを上げた。
食いしん爺にとって今のところ丁度いい。
一気に食べ終えたがよく噛んで食べている、というより噛みたくなるカレーだ。
帰りには、いつもメダカを見る。
冬は、店の中だが春から寒くなるまでは、
店先の小さな池の様な水槽で過ごす。
「とても美味しかったです」と言うと、
お釣りを渡しながら、奥さんが「人気メニューなんです」と微笑む。
引戸を閉めながら、「知らなかったなぁ~」
呟きと小さな溜息が混じり、白い息になって長く伸びた。
いつも決め打ち的な選び方を反省した夜。