<音楽が出ます、音量に注意>
岩手県花巻市石黒農場の「ほろほろ鳥」
名前は、知ってはいたが未体験。
ある人から石黒さんの農場で貴重なイベントの知らせ
人との繋がりは、人生を豊かで楽しいものにしてくれる。
地方活性化応援ユニット「はな組」さんのツアーは、
東京からのお客さんも多く賑やかだった。
その日、花巻のスタンプラリーに参加し、夕方から向かった。
<ほろほろ鳥の贅沢な焼き鳥>
古民家は、笑顔と胃が騒ぐ香りに満ちて
囲炉裏端に腰を下ろすと炭火で焼いたほろほろ鳥を「どうぞ」と差し出された。
引き締まった肉質なのに柔らかく旨味が凝縮。
想像を超えた美味しさ。
「山椒は好きですか? よかったら」
旨味を更に引き出す。。
ボンジリだと想うが、プチッとした歯ごたえからジワ~っと広がる脂の甘み。
美味しくて、猫背が伸びて顎が上がる。
皿に串が溜まる。
贅沢で素晴らしい企画
炭火の焼き手をスタッフだと想っていたら、お客さんだった。
あまりにも手慣れていて勘違い。
皆さんは、昼は森に囲まれた庭でバーベキュー、夜は古民家で、
この地の「食」を存分に楽しむ。
囲炉裏、広間と併せて30人はいる。
<顔出しNGの人は俯いて下さい! 皆さん幸せな顔>
誘ってくれた人からのメール
「細い道をどんどん奥に入って行き、不安になる頃に農場が現れ、左奥に古民家があります」
5時半には真っ暗闇。
まるで「ポツンと一軒家」を探すスタッフみたいに進む。
視線はハイビームの先に集中。
しばらくして灯りが見えた。
<石黒農場のHPより>
ほろほろ鳥は熱帯で生きる。
広大な敷地に温泉を利用した床暖房を敷き、熱帯の環境を再現。
試行錯誤のうえ飼育に成功し、鳥の餌となる米まで作っている。
「ポツンと」には理由がある
スタッフはできる限り会話をせず、動作もゆっくり。
作業衣まで同系色に。
それほど神経質な鳥。
東日本大震災の揺れの後、しばらく卵を産まなかったそうだ。
ここまでくるには並々ならぬ努力があったのだろう。
<希少な白レバー>
いつも食べれる訳じゃない、希少な「白レバー」
言葉を無くした。
やっと口から出たのは、
「とてもまろやかで美味しい!」
あ~ ボキャブラ不足を痛感。
食いしん爺は、フォアグラを極めた訳じゃないが、この白レバーの虜になった。
まだまだ知らないほろほろ鳥の世界。
じっくり話を聴かずにはいられない。
石黒さんに再訪をお願いし、幸せ気分の帰り道。