<音楽が出ます、音量に注意>
久し振りにぽかっと一日空いた
いそいそと着替え、出かけたのは11時過ぎ。
盛岡を東北自動車道で南下した。
花巻までは最高速度120キロの施行区間。
真上からジリジリと太陽。
北上から秋田道に入り西へ。
すぐに奥羽山脈のどてっぱらに突っ込み長いトンネルが続く。
何度も巨大な鯨の口から入っては抜けるように進む。
一時間とちょっとで横手に着く。
江戸時代の参勤交代からしてみれば瞬間移動。
横手から分岐して南下し湯沢市へ。
走りながら、決めていた「三角そば屋」と「三関のさくらんぼ」
十文字で下りれば、見えてくる「三角そば屋」本店。
<十文字中華そばの「三角そば屋」>
まずスープを
とっても美味しい。
出汁の香り良く旨味、コク・・・最高!
「美味い!」
次に麺
じゅばじゅぱっと食べたくなる。
かんすいを使っていない熟成麺は、縮れ細麺でスープとよく絡み飽きない。
オーナーと話す事ができた。
かんすいを使っていない熟成麺は、
縮れ細麺でスープとよく絡み飽きない。
社長さんと話す事ができた。
「この出汁は何から?」
自信満々で持ってきた。
「陸奥湾でとれる超高級、だしいわしで。最高の出汁」
形の小さい鮮度の良いいわしの炭火焼きだ。
オーナーの軽快でお笑いタレントの様なギャグ。
笑いながら見つけたテイクアウトの袋に手が伸びた。
<家で作っても美味しかった>
オーナーは、歩き始めた背中に、
「高倉健みたいだ」と言うので「よく言われます」と返した(笑)
恰幅のいいマスターは道路を曲がるまで手を振ってくれた。
満足して更に南下。
三関まで来ると東西の山並みの間に細長く田んぼが続き、
東側の斜面にハウスが連坦し西日を浴びている。
「観光さくらんぼ農園」と言う名の農園に。
<真っ赤に輝く宝石>
30分の食べ放題。
お爺さんが案内してくれた。
「ほれ、ほれ」と次々に何種類ものサクランボ。
自分でも鈴なりの紅をもいで食べ、籠にも入れたり。
ハウスの中の暑さを忘れていた。
佐藤錦でも樹によって違う味。
土と太陽が大切で、木肌が奇麗なものが良いと教わる。
満腹の後は箱に詰めてもらう。
オーナー夫妻と冷たい麦茶を頂きながら色々と話した。
三関でもう一つ有名な白く長い根のセリ。
鍋の他、天婦羅にしても美味しいそうだ。
「また来てください、気をつけて」
ここでも長い道を曲がるまで手を振っていた。
箱いっぱいに佐藤錦、紅秀峰など何種類ものさくらんぼ。
これは贅沢。
果肉の甘さや果汁の違い。
甘酸っぱさも感じたり。
三関のさくらんぼは、とっても美味しい。
美味しい物作りに手間を惜しまない人達は、おもてなしも自然だった。
見送られた背中に楽しさを背負って帰って来た。
また行こうと心に決めてある。