<音楽が出ます、音量に注意>
<今年の桜>
綺麗な風景にハッとする。
その後、深く呼吸して無口になって。
「淋しいの?」
そうじゃない、心は穏やか過ぎるぐらい穏やかで、
ただ、少しの「悔い」がいつも心に纏わりついて・・・
予想を超えた一本桜前の渋滞。
でも、車からゆっくり眺めた。
人混みも一つの風景。
<小岩井の一本桜と岩手山>
目の前に拡がる風景
桜の背景の岩手山と空は蒼く、地上では煌めく緑。
「はあ~」
こんな時、きっとみんな優しい眼なんだ。
<渋滞の小岩井>
かえってゆっくり景色を楽しんで
傾きかけた陽射しが心地いい。
北国の春は、いつもにまして、一気にやってきた。
残雪と桜と新緑、これは心へのご馳走。
たらふく頂く(笑)
<お花見は続く>
雫石園地へ。
桜の花の背景に水辺とは・・・
美しい。
見事な光景が延々と。
<さて、ひと息>
オーロラcoffeeへ。
小さなカフェで「ゲイシャ」を飲む。
ひと口ごとに眼が細くなる。
来るたびにどこかが変っているオーロラcoffee。
その都度、マスターの夢は大きく膨らんで。
<小さな椅子に腰かけてちょっとした贅沢>
彼のお手製のティラミス
レモン風味が爽やかで、少しの間、ゲイシャを忘れそうに。
とても美味しい。
帰り際 「クウ」ちゃんにご挨拶
どうして「クウ」ちゃん?
「初めて家に現れた時は汚れてたんですが洗ったら綺麗な猫でした。
眼がブルー、空色だったので「空」をクウと呼ぶことにしました」
<クウちゃん>
長い連休の終わり頃、米内浄水場の「枝垂れ桜」へ
昭和初期、
盛岡の街へ水を送りだした。
その時に植えたそうだ。
下から見上げる、遠くから眺める。
どちらも素晴らしい。
<何かで読んだ記憶の断片>
昔、あまりの桜の迫力に狂気に掴まった姫がいた。
<今年は、4月に入っても雪が降った>
寒さに耐えて一気に咲き、あっという間に散った。
<また、ふと想い出す>
高校生になって勉強がつまらなくなった。
教科書の端に書いた50分の〇印。
秘かに窓から桜を眺め、時計を見ては〇を消す。
進んだ時間をひとり楽しんでいた(笑)
実は物心ついたころから集団行動が苦手。
孤独感に包まれても、それでも自由がいい。
しかし、まだ心から自由だと感じたことがない。
ふとした時、ちょっとした悔いみたいなものが心に拡がる。
令和になっても変らない。
強がりではなく、特に淋しいわけではない。
そう言えば、
ジョルジュムスタキが歌っていた 「孤独は私の恋人」
孤独は嫌いじゃない。
みんな一人