<音楽が出ます、音量に注意>
久し振りの夢、しかも長い夢
自分の記憶を「夢を見た」で検索したら何もヒットしない(笑)
だから、これを数年振りの「初夢」としておこう。
わけあって、ひと月近く代車に乗っていた。
水色の軽だ。
長い夢の始まり
走っていると窓の外で大きな声。
「ガソリンが無くなるらしいぞ!」
それは、行きつけのスタンドのスタッフだった。
もう一人が駆け寄り、
「長い付き合いのお客さんだから教えるんです」と耳打ちした。
急いで給油。
3人目のスタッフが「これで安心です」と笑う。
ほっとして水色の軽を走らせた。
近くに用事があったのだ。
場所は、盛岡の中津川の東に沿った古い街の交差点。
道路の上に、3階建てもありそうな高いアーチを架けている。
車を止めて歩み寄る。
足場の上の人が、両手を上げて、大きな〇を作った。
それで用事は済んだ。
車を停めた所に戻ると、車が無い!
どこにも見当たらない。
血圧が急に上がって、一気に下がった。
どこだ?
スタンドにあるかもしれないと歩く。
一直線の路を急ぎ足。
すると、いつの間にか、心配そうに寄り添い歩く人がいる。
俯き加減で急ぎ足の二人。
顔を上げると、向こう側から、
背が高い女性が、髪をなびかせヒールを鳴らして歩いて来た。
通りすがり、突然に血走った両眼が睨む、般若に見えた。
隣を歩いていた人の姿は消えていた。
スタンドに着くと「向かいじゃないか」と皆で言う。
向かいには広々とした敷地にたくさんのレンターカーが並ぶ。
スタンドのスタッフも一緒に探す。
「濃いグレーですよね?」
「いや、違うんです! 今は水色の代車です!」
みんながこっちを向いて首と手を互い違いに振る。
ひとり、キーをつけたままだったことを悔やんだ。
そこで眼が醒めた
少し汗ばんでいた。
傍の猫君の身体が毛布から出て冷えている。
小さな毛布を掛け直し、そっと撫でると首を上げた。
顎の下の白い毛を撫でる。
「ほんと、焦ったよ、でも夢だった」と呟いた。
睨むように見て、
「このごろキチンとしてないからだ」って顔で「フン」として毛布に潜った。
前足を手と呼んでいるが、曲がり具合が可愛らしい。
夢はリアルで疲れたが癒されている。
久し振りの夢をメモした。
翌日、その夢をある人に話してみた
仕事の後に、誘った「うどんを食べて帰ろうよ」
車を見て「あれ?綺麗な水色」
走りながら代車だと説明し、昨夜の夢のことを話した。
「よく、夢を見るの?」
「いやいや、ここ何年も記憶がないし」
「そろそろ、新車が戻って来て、この水色の車とお別れなんじゃない?」
うどんと天ぷらに夢中になり、夢の話は消えた。
「丸亀製麺 盛岡店 (岩手県営体育館となり)」
<その夜、緑のネギと生姜を沢山入れた> 「モッチモチ」で、とても美味しく温まる。
天婦羅は、鶏天、サツマイモと掻き揚げ。
揚げたての天婦羅は、「日本のご馳走」
鶏天は、ひとくちごとに鶏の旨味がじわり、じわり。
さつまいもは、ほくほくしていい香り。
大きなかき揚げは、半分に、さくさくとして玉ねぎが甘い。
仕上げには、半分残した掻き揚げを載せ 「天婦羅うどん」
かき揚げが、汁を吸い込むほどに、せっせと口に運ぶ。
丸亀製麺のうどんは、美味しくて安い。
「天婦羅そば」も「天婦羅うどん」も大好きだ
その晩、
色々なことが浮かんでは消え、3時頃になっても眠れなかった。
翌朝、ディーラーから連絡があった
ひと月も乗り続けた水色の軽ともお別れだ。
ところで、自分の夢は、何だったかな?
<この曲「僕達の失敗」の森田童子さん、昨年の4月24日に逝ってしまった>