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夜八時の盛岡、八幡界隈

ちょっとした打ち合わせが終わって夜8時半。

「おなか、すきませんか?」

一緒に食べて帰ることにした。

さて、目指すは「蘭々」

もう外は寒い。

温まるにはもってこいの「蘭々」のラーメン。

 

真っ赤な暖簾をくぐる。

「あら~ 久しぶり」とお母さん。

 

たっぷり水をもってきた。

ペットボトル1.5リットルにいっぱい。

 

「おすすめは、ありますか?」

と初めての人が聞くので、答えは「担々麺」

「黒坦々麺にします」

黒ゴマたっぷりの通称「黒タン」

 

 

食いしん爺は、歩きながら決めていた「塩ラーメン」と「餃子」

 

 

 

透き通ったスープがなんとも美味い

半熟卵といつも緑の野菜とチャーシューのビジュアルも食欲をそそる。

 

 

スープが麺に馴染んでツヤツヤとして美味しい。

 

 

蘭々はスープがいい。

ワンタンメンも好きだ。

深夜1時ごろまで開けているので、昔は、よく呑んだ帰りに、

ワンタンメンを食べに来た。

 

 

2年ほど前はランチに来ては、黒タンを食べたり。

ランチは、メニューが少し違う。

夜は餃子も食べれる。

ジューシーな餃子は、カリっとした食感から始まる。

餃子は、そうでなくては。

 

 

 

 

一緒の人の黒タン

少し構えているようだ。

知らんふりして観察していた。

食べ始めて言った。

「美味しい、ゴマの香りがして、これ、にんにくの茎ですね、鳥のチャーシューも美味しい」

 

 

濃厚そうで、辛そうにも見えて、実は食べるとそう感じない。

底に溜まるほどの沢山のゴマが、スープを美味しくしている。

初めての人もゴマをすくっては口に運んでいた。

 

よくある担々麺のように挽肉は入っていない。

ゴマなのだ。

透明でほっこりとする優しいスープがベースで、

ゴマの風味とあいまって蘭々独自の坦々麺。

 

辛い担々麺を味わいたい人は、赤タン。

しばらく食べていないが、温まる優しい辛さだった。

 

 

「ところで、もう何年になりますか?」とマスターとお母さんに聞いた。

「35、6年になるね」とお母さん。

 

テンションが高いと、お母さんの会計は、

百万円単位になる。

「はい、750万円!」

お釣りは、

「250円ね」

 

 

 

 

昔、12時頃に来て、みんな散々呑んできたのに、

「とりあえずビール!」

帰りにカウンターで黙々と食べる人、呑み見直しの人達。

ゆっくりピールを呑みつつ餃子を肴に語り合う二人組などで賑わう光景を想い出した。

きっと懐かしそうな顔をしていたのだろう、向いの人が言った。

「そうとう想い出があるんじゃないですか?」

「まあね、人並みにはね」

 

数人で来ると仕事の愚痴を続ける人達の話を聞き流し、

早々にワンタンメンを食べながら、

仲良しだった人とあちこちの「美味しいもの」の話に夢中だった。

 

他のテーブルからよく聞こえてきたセリフ。

「あの人はね、俺の仕事をね、よくわかっていないんだよ」

今では、それも懐かしい。

近頃は深夜まで呑むことは滅多にない。

一番、夕飯時の終わる8時過ぎから、しばらく静かな時かもしれない。

また今度、この静かな時間に来よう。

そして、次はワンタンメンと餃子だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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