<音楽が出ます、音量に注意>
この頃、深夜族廃業?
だんだんと早起きになってきた。
朝陽を浴びるとアクティブになって、いそいそと出掛ける仕度。
何故か近頃は自然に雫石方面に足が゛向く。
<玄武洞茶屋のしみ~た玉こんにゃく> 今までで、最高の弾力、しかも芯まで染みて
<もう、秋なんだ!>
街を抜けて、田園風景が広がり始めて驚いた。
もう、田圃は、稲穂の黄金色で真赤なコンバインが構えていた。
稲刈りが始まっている。
車の窓からの風も、少し肌寒いわけだ。
「もう、秋なんだ!」と全身で感じる。
ここひと月、病と闘って、いや治るのを静かに待っていたのが事実。
で、その間に季節は変わっていた。
久し振りの玄武洞
玄武洞の前に立ち、記憶を辿った。
確か、天然記念物だったと想うが、玄武岩のあの柱状節理は、今や跡形も無い。
十数年前、いやもっと前だろうか、地震や豪雨で崩落したと想う。
国の天然記念物もこうなると指定したままなのだろうか?
それでも、眼を閉じれば、でっかい鉛筆を束ねて並べた様な独特の景観が蘇る。
今の岩肌と荒れた河原を見て、前の姿を知らない人はどう想うのか。
玄武洞に背を向けて茶屋へ。
玄武洞の崩落後、訪れる人も激減し、前の茶屋は店を閉めた。
その後、今の親方が店を引継ぎ開店。
蕎麦作りは、独学だそうだ。
微かな不安(笑)
まず、玉こんにゃく。
今まで食べた中でも凄い弾力で、タレが芯まで染み込みとても美味しい。
蕎麦にも期待して待つ
どう表現したらよいのだろう・・・
食いしん爺もまだまだと反省しきり。
とっても美味しい蕎麦で好みだ。
タレと蕎麦のバランスが良く、風味も喉越しもいい。
天ぷらも美味しくて特にゴボウが甘い。
ツツッ~、サクサク、またツツッ~と止まらない。
「この親方ならではの蕎麦」
人に伝えれる表現をもっと学習しなくては・・・
<玄武洞湧水仕込本手打 石臼挽きぐるみ・天ざる>
「ご馳走様でした、とっても蕎麦も天ぷらも、特にゴボウが美味しかったです」
「新ゴボウは、とても柔らかくて甘いんです」と微笑む親方。
「なるほど、玉こんにゃくも弾力があって芯まで染みてました」
「ありがとうございます」
直ぐ近くで湧く水が、また美味しい。
口当たりがよく、ミネラルが豊富。
素材の仕入れは、あちこちからで同じ土地でも蕎麦は違ってくるそうだ。
刈り取りの時期、天候などによるらしい。
その変る蕎麦を見極めて蕎麦打ちが変ってくるという。
食の作り手は、皆さん繊細なんだ。
ところで雫石町には蕎麦屋が多いと想う。
食べた蕎麦屋は、りん庵、ごしょ野、しずく庵、久保田、しんざん、極楽乃、
未体験は、山重など。
<おそらく、これも自家製だと想います>
いつも、メニューも値段も載せない不親切なブログなのですが、たまには。
ここは、午後4時、売り切れ御免で3時前とかに閉めざるを得ない時も、
あちこち、寄り道しても昼前に着いたのは早起きの余裕、いいもんです。
「美味しい」に出逢うと「作り手」の話を聴きたくなる。
そして、「また来よう、誰かを連れて」と想いながら帰途につく。
玄武洞は崩落したが茶屋は、見事に復活していた。