<音楽が出ます、音量に注意>
雪は少ないが、氷点下10度前後の夜と朝が続く盛岡。
空の蒼は心なしか、薄い。
その初々しく空も綺麗だ。
窓の外を見ながら、ふと、
みんなは、どんな想いでブログを書くのだろう?
その疑問を自らにも向けてみる。
やはり誰かに今の自分の想いを伝えたい、分かって欲しいのだろうか。
例え、見えない誰かにでも。
そんな想いでPCを開く。するとどこからともなく、ルハン君。
PCの裏でスタンバイ。
注意してブログを書き始める。
さて、ある人を介して頂いた、寒中見舞いということで頂いたお菓子。
東京「風月堂」銀座
どうして、各地に風月堂と言う名の店が沢山あるのだろう?
ちょっとだけ調べてみた。
風月堂の歴史は古く江戸時代からの和菓子作り。
明治に入って洋菓子、西洋料理まで始めるが別の経営者に変わり、銀座風月堂に至る。
一方、銀座御幸通りに「米津風月堂」が出店されたが、これも別の会社に引き継いだ。これが現在の東京風月堂だそうだ。長い間の暖簾分けで、あちこちに風月堂があるようだ。
お菓子作りのしっかりとした歴史が底にあるのだろう。
盛岡食いしん爺でも食べた記憶がある「Gaufres ゴーフル」
頂いた箱から出て来たのは、チョコレートタイプの「Paqillotes パピヨット」などの詰め合わせだった。クラシカルな綺麗な水色に包まれて現れた。
包装を開けると、チョコレート「パピヨット」
細く巻かれたラングドシャが、サクサクっと口当たりがいい。
<なんか、不機嫌だなぁ~>
次々と食べてしまう。
特に自制することもないだろう。
ブログと同じに、自己責任で自由に、食べたいだけ口に運ぼう(笑)
きめ細やかで、飽きない味。
これが伝統を守り続けて来た老舗の味なんだ。
しかも包装からしても、間違いなく美味しいだろうと予感させる。
そんなブログを書いてみたいもの。
お茶を飲みながら、お菓子から春を想い始めた。
そうしたら急に、指がキーボードの上を忙しく動きだす。
浮かんできたのは、
数年前の春のある日に見た、山頂一面の春のツツジと蒼い空。
少し記憶もぼやけて。
室根山の頂に拡がるツツジの花、花そして花。
まだ、空気はひんやりとして、ジャケットを貸したっけ。
この厳冬の中で、あの春を想い出すのは一人だけだろう。
氷点下10度前後の日が続いても、日毎に春は近くなる。
行ったり来たりしながらも一日一日と。
窓いっぱいに淡く、青く拡がる空も、あと二か月もすれば、蒼くなる。
誰にも止められない時の移ろい。
蒼い空とツツジの濃いピンク。
高くどこまでも拡がる蒼の世界。
耐える冬も、嫌なこと辛いことも、時が全てを穏やかにしてくれる。
ちよっとした気遣いの美味しいお菓子のおかげで、想いは自由に駆け巡った。
「にゃ~ぉ」
長く、ルハン君が今度は、足元で鳴く。
よし、じゃあ狩り遊びをしましょうか。
「にゃあ」
偶然の鳴き声に、笑ってしまう。
今年の春、まだブログを書いているのだろうか?
だったら何を載せているのだろう。