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気心の知れた仲間の呑み会
盛岡で、とても気になっている店があり、「では、もう一軒、行きましょう」
ということに。
店を出ると凄い雪。
12月18日月曜の夜のこと。
10センチ以上も積もり、激しく降る中を南大通りから、肴町を経て、
下ノ橋の袂まで歩いた。
モノクロの世界をオレンジの街灯が雪と擬宝珠をセピアに染める。
もうすぐ、
スコッチ専門店の「スコッチハウス」
学生時代、ウイスキーに憧れていた
洒落た大人の飲み物みたいで、
「ウイスキーの名前の由来は、ラテン語で『命の水』っていうんだ。もともとは、葡萄酒を蒸留したブランデーから始まったらしいんだ・・・・」
などと、かき集めた知識をひけらかし、大人のドアを開けたつもりだった。
今考えると顔が火照る。
社会人に少しは慣れてきた頃、ある大先輩が、
「居酒屋、スナックなどもいいが呑むならバーに行きなさい」
と言っていた。
雪の降る夜道を歩き、そんな事を想い出していた。
先頭を切る女性は、ずいぶん先を歩いていて下ノ橋の袂で、
腕大きく上げ、輪を作ったみせた。
「月曜日の雪の降る夜、果たして空いているだろうか?」
が問題だった。
スコッチハウスの中は、話に聞いていたとおりの別世界
外見は、プレハブみたいに見えたが、中にお金をかけたとのこと。
外からは想像できない天井の高さ。
それに、なんと釘を使っていない建物。
思っていたのとは違って気さくなマスター
敷居が高いと勝手に思い込んでいたが、居心地の良い場所だった。
「ウイスキーは、さっぱりわからない初心者なのでよろしくお願いします」
と正直に言える今の自分を気に入っている。
4人に、別々の銘柄のウイスキーを簡潔に解説し、目の前で小さなグラスに注ぐ。
「これを、回すと4種類を味わえますよ」
例によって乾杯!
ウイスキーは、改めて飲めば凄い、香りが強い。
次々と回るウイスキーは、みんな50度を超す。
Mさん、今宵はカッコイイ!
ウイスキーが似合うなあ~
分からなくても、香りと味には、かなり違いがあった。
2巡、3巡と回し呑む。
結局、12種類のウイスキーを味わった。
ひと言で言うと、
麦芽の酵素を使い、麦汁を酵母で発酵させ、蒸留する。
これを木製の樽に詰めて熟成させる。
数年すると豊かで様々な香りを持ったウイスキーとなる。
ここでは、本も出していて全国から引き合いがあったり、本場イギリスからも取材
があったりするらしい。
「あの、ブログに載せてもいいですか、あまりお客さんが来るわけでもないですが」
「いいよ、いいよ」と気さくにOK。
色々な人がやって来る。福山雅治さんも2度来たという
さて一冊買って、学習してみようか、
それにしてもウイスキーにしても日本酒、ワインにしても種類は沢山ある。
人間は、いつから呑兵衛になったのだろう。
そのことも興味深い。
今回は、酔ってしまったせいで、写真がダメでしたが、あえて載せました。
再びウイスキーを学びに来た時は、写メをちゃんと撮ります(食いしん爺の反省)
次回は、きちっと・・・・報告します。