<音楽が出ます、音量に注意>
今夜は何にします?
「もちもちのパスタが食べたい」
では、と向かったのがリベルタ(Liberta)
移転し名前も変えた。
昔、津志田に市場があり、今はショッピングセンターになった場所の向かいで、
ローソンの隣。
「いつ、ここに移ったの?」
「詳しくは分からないけれど夏かな?」
「背の高い、歩く百科事典も古くなっちゃったの?」
「はい、ここ数年」
「あのね、ブックオフとかだと古い百科事典は価値がないの、廃棄」
「はいはい、言ってくれるね~」
自分でも感じてることを言われるとカチン。
「前は、リストランテと言って『食堂』って感じ。イタリアでは、コース料理系はラ・オステリアって言うのが、高級店かなぁ~」
「へぇ~、それで」
「パスタと言っても沢山の種類があってロング系とショート系。ロングは太いのから極細麺、平たいきしめんみたいな形の麺なんかあるし、ショート系は、ほらペンネとか貝殻みたいなやつとかさ。ほら、マッケロー二って」
「分かってる、マカロニでしょ、いいのよ、そんなにムキにならないの」と笑う。
「なんだよ、聞くから、でも本当は、それ以上は知らない」
テーブルを挟んで爆笑。
いざ、テーブルにパスタが載れば、
同時にフォークとスプーンを握ってるのが食いしん爺。
もちもちがたまらない。
もちもち感は、盛岡一だと思う。
シーザーサラダも美味しい。
しかし、食事って、一人の時、二人の時、数人の時、
楽しみ方は、違うもの。
二十代の頃は、とにかく量が大事で黙々と、デートの時もあっという間に完食。
一緒にいると食べ過ぎになると言われた。
今は、一人だとカウンターがあれば、作り手を眺めながら待つのも楽しみ。
二人の時、話しながらゆっくり食べるのは、まだよく知らない人との場合。
やっぱり、心開いている人の前では、無心に食べる。
数人の時、
男だらけだと美味しい料理は、ちょっと隅へ、アルコールが真ん中。
女の人が複数いれば、「美味しい」を見逃さない。
料理が出る度「美味しそう!」の歓声、会話の合いの手。
たいてい作り手はカウンターの中から、知らない振りして客の様子を見ているらしい。
しっかり反応を確かめる。
一人で食べても、レジでちらりと伺う視線。
「美味しかった」や「満足」
の一言で心から嬉しいらしい。
「モチモチだわ」
と屈託のない人の言葉も、伝わっているのかもしれない。
だって、声がでかい(笑)
次は、地元のソーセージ、歯にあたって「ポクポク」と美味しい。
そして、沢山の人がちよっとした想い出を創る。
ところで、この二種類のパスタの名前は何だったか?
あれ~ メールしても返事がない。
電話も繋がらない。
仕方ない、いつか次の機会に。
時々、間抜けな食いしん爺。
極細のパスタでスープスパゲティからマカロニサラダまで好きだ。
ひと口にパスタと言っても感触が違うものだ。
料理や調理に詳しくはないし、グルメでもないが、
食いしん爺は、シンプルに食べることが大好きなのです。