東京から盛岡に帰って発症したインフルエンザA型。
2日ほどで熱は下がってきたが1週間の外出禁止。
久し振りに、アメショウ君と密着生活。
忙しくて、遊べていなかった。かなり、ご機嫌斜め。
普段はバイバイと手を振ればフリーズしてジッと見つめる。それが見送り。ところが遊び足りず、欲求不満の時、彼はバイバイの手に飛びかかる、脚に絡みつく。出掛けるのに一苦労。
でも、たっぷり遊ぶと無垢な顔。つい愛おしい。
「今日は、ここが、ぼくのお気に入りだよ」
おいおい、そこ、ゴミ箱。 でも丁度いいね(笑)
近頃、特に高い所へ行きたがるよね。部屋を見渡し、暖気も籠ってるからなの?
「うん、見晴らし、いいよ」
さっぱり構わず、出掛けようとした日のルハン君。
「自分だけ出かけるの、ボクは、また留守番なんだ!」
大切な用事でね、分かって欲しいね人間の苦労も。
「ぼくも、猫として一生懸命なのだ。爪とぎ、餌を捕まえる練習、見回り・・・
分かってない。遊びなんかじゃない。大事な仕事だよ」
ごめん、ごめんルハン君。でも、今週は、ずっと一緒だよ。
遊び疲れて睡魔に捕まる。
眠気を振り払う様に悪戯開始。いや、失礼、君にとっては仕事だった。
新聞を読んでいると潜り込む。
一緒に居て3日目、すこぶる上機嫌。いいね。
「次は、何して遊ぶ?」
少し、眠いなあ~ ルハン君。
横になっていると「カラカラ」と聞こえてきた。
片づけ忘れた卵の殻。
しまった!

「なんだ、これは?」

「見たことないぞ?怪しい音に変な動き?」

「あれは、どこ?」
そりゃあ、生ごみの袋に片づけましたよ。
「断りもなく!」
断りません。


「なんだか、ボク、眠いかも」
顔に眠いと描いてあるよ。
「ふ~ん」


さあ、灯りを消して眠るとしよう。
冷えてきたら、足元へ。もうすぐ布団の中は、丁度良く温かくなる。
もうすぐ、一週間。よく分かった事がある。
癒されているのは、食いしん爺。
今まで以上に彼の存在の重さを実感した7日間。
「オーバーだなあ~」と思う方、一度、一緒に暮らしてみては?
人と動物は、それぞれの関係がある。色いろな形で星の数ほど。
その中の僕とルハン君は勿論、唯一無二。
「ねぇ、猫、飼おうよ~」
そう、酔って話したあの人に、今は、ありがとう。
ところで、僕は、食べ物以外に、彼に何を与えているのだろう?
あっ、入って来た。
では、眠る事にしよう。

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