一気に秋がきた。朝晩は肌寒い。
いよいよ盛岡八幡宮の例大祭。盛岡の古い街、八幡界隈が昼も夜も熱くなる。
毎晩、山車や神輿や行列がとおり、威勢のいい掛け声、お囃子に出店が並び人々の笑顔が溢れる。
例大祭2日目、晴れ!
昼は、八幡宮から山車が勢揃い。八幡の通りを西に向かう八幡下り。
風流山車。電線が出来てから山車は低くなった。
それぞれの山車に物語や色々な想いが表現されている。
夕方近くには、八幡宮から氏子、流鏑馬の射る人なども連なる大行列が界隈を歩く。
これが、実に古い町並みにピタリとハマる。
神輿の渡御は盛岡城の神社に参り、盛岡八幡宮に戻って来る。長い長い行列が続く。
行列は、八幡宮に戻って行く。
16日の勇壮な流鏑馬も楽しみの一つだ。
沢山の知人と出会う。お疲れ様です。
この辺りの人は、お祭り好きが多いというより、生活の一部だ。爺は、ただ見る人。
街の猫も、なにやら落ち着きがない。
暮れかけるとパレードが始まる。
八幡界隈の山車や神輿が境内に向け、お囃子と共に練り歩く。
綺麗なものだ。
お祭りの間、八幡界隈は昼から夜まで大賑わい。
地域の皆が総出で楽しむお祭りだ。
夕闇の中に輝きを放つ山車。
境内に集まり、儀式を経て山車は、それぞれの場所に帰って行く。その後もお参りする人や飲みに来た人で賑わう。普段は静かな街も四季折々の八幡宮の催事に合わせて賑わう。
全国各地で大名は街づくりを競い、今も各都市は、街づくりを進めている。街に暮らす人々の長年の慣習。それを守り続けて来た地域の人々。やはり、主役の暮らす人が楽しい街でなければならない。
街から消えるものがあり、新しく挑戦する人がいる。呼吸しながら伝統というものを守り続けて400年の時を刻んでいる。
爺などは、まだまだ、この街に潜むものの正体を見極めてはいない。これからだ。
南大通りの空。3日目も晴れた。
威勢のいい掛け声とともに神輿が練り歩く。しかし、気になる黒い線。八幡の空には電柱も電線も無い。この話は、また別の機会に。
3日目も、山車や神輿が通り、八幡界隈は昼から賑やかだ。
山車や神輿も脈々と地域で受け継がれてきた文化だ。
お祭りの期間中、毎夜、八幡の通りが賑わっていることを中津川の西の人達は、意外に知らない人が多いと思う。
さて、食いしん爺のもう一つの祭りのテーマは「食文化」だ。
通りの真ん中あたりの蕎麦屋「ごん八」の親方自慢の「うす焼き」を食べなくては、盛り上がらない。
生姜のタレが効いて美味しいのだ! 親方の自信作なのだ。
今日も、準備万端。
具を見ているだけで美味しそう。
さあ、焼くぞ!
美味しいうす焼きだ。
親方は、昼から、夜まで焼き続ける。
「あれ、ところで蕎麦は食べれます?」
「はいよ、大丈夫、中にどうぞ!」
一安心して中に入った。蕎麦を食べてからもう1枚、うす焼きを買って帰る。
おっ! 見事な満月でした。