今日の爺は、お昼前に、腹ペコ!

  朝をあっさり食べたので・・・・

  

  「朝に、しっかり食べるんだよ!朝御飯だよ!」

  そういう元気なお姉さんがいた。何度も言われ、気がつくと必ず、朝ご飯を食べる様になった。

  正確に言うと・・・

  「朝飯、喰わなきゃ始まんないよ! 何考えてるの!」

  今にして思えば、愛のある励ましだったのだろう。


  そんなことを思い出しながら、八幡の通りを歩く。今日のランチは「オリザ」のとなり、また、「狸」

 のある交差点のビルの一階の奥にある「ふくしま」が目的地。


  そう言えば、つい先日の夜、8時頃だった。八幡の裏通りで狭い道を横断する「たぬき」を目撃した。

 走りながら波打つ、ツヤツヤの毛並。キューティクル充分。

  街灯の下を走っていった。

  息を殺してちょと追いかけてみると、いた!

  昔の桜寿司の建物の隙間にいた!

  もう一歩近寄ると、来た方に戻り、駐車場の端っこを猛然とダッシュ!

  数秒のことだったが、あれは確かに猫の形ではなかったし尻尾が違っていた。

  

  八幡界隈の何人かから聞いたことがある。

  「ほんとうに、タヌキがこの辺にいる。八幡宮から松尾神社辺りにかけての森に住んで

 いるんじゃないか な?」

  ついに爺も目撃者になった。



  さて「ふくしま」の暖簾をくぐる。








  



   ランチは、天丼 「海老・穴子・白身魚と野菜の天丼」

   ほかにも、各種を楽しめます。   


   



              美味しく「いただきます!}





            爺の眼が「キラッ」と輝く。 胃袋も準備 OK! 箸がすうっと横に行って円を描いて

           丼ぶりに近づく。我ながら美しい所作だ。(自画自賛)       


   



      小鉢も充実!

     



  蓮根も美味しい。

  






     春だ! まずは、春から食べる。爺は、「朝飯を喰え!」とは言わない。食べるという。(笑)    

  
     「ふきのとう」の天婦羅。微かな苦みを感じ、爺は、春を想う。






       次は、カボチャを喰うぞ!(あれ? 言っている)






   穴子も海老もとても、美味しい。パクパクと口に入ってしまう。

   「よく噛みなさいよ! 三十回は噛まないとだめなの!」

   ふと思い出すが、そんなに噛んでいる場合ではないのだ。愉快なほど箸がとまらない。






        天丼であることを忘れそうだ。ご飯には小さな海老がまぶしてある。

        やるなあ~ 

         

        「あまり、一つの場所にいつかなかったのです。まあ、それで自分でなじみのある八幡で

       やってみよう・・・・」と親方が話してくれた。


        夏には、鰻を食べようと思って聞いてみたら、

        「うちのは、白焼きからかば焼きまで一式、鰻づくしなんです」と両目がキラり!


        昨年の夏は、爺の都合がつかなかったけれど、今年は、食べたい。

        三、四日は、色々と泥を履かせたり、仕入れから準備まで時間がいるらしい。

        近頃、御無沙汰している「鰻」だけに楽しみだ。

        自信ありげな「まだ、若き親方」に期待!

        




       天婦羅の下に、綺麗に小エビが敷き詰められている。

       普通、爺は、丼ものは、ご飯が残らないよう意識する。

       ところが、小エビのせいで飯が美味しくてすすむ。






   ランチのお吸い物も手抜きが無い。


 



  お茶碗でコーヒーをいただくのが「ふくしま」流。

  サラリーマンらしき人達も結構見かける。サラリーマンの憩いのランチを盛岡・八幡グルメ「ふくしま」

 で過ごす。これは、なかなかの贅沢。

  あ~満足した。






    そのうち、夜も来てみよう!

    一品料理も旬をたっぷりと味わうことができそうだ。






    場所は、「狸屋敷」の交差点で「オリザ」の隣のビルの一階。

    その奥です。

    狸と言えば、爺も目撃したわけである。さて、今や八幡が誇る「ぽんぽこ市」って出没する

   狸とその名が関係あるのだろうか?

    この屋敷とは?

    「いやいや」と爺は、思う。とても思慮深い人達が頑張っている「ぽんぽこ市」だ。なにか、それ

   相当の由来があるのだろうなあ~

    後で、誰かに聞いてみよう。


    そう言えば、「ふくしま」の名の由来も聞いてみなくては。


    近頃、八幡界隈で色々な理由で店を閉めてしまう所もあれば、「いなだ珈琲舎」「里伊」に

   この「ふくしま」など次々と新しい店も開店し、一年以上根付いている。

    これからも、若い人達にどんどん頑張って欲しいものです。   














      満腹でゆっくり歩いていたら「盛岡劇場」の案内看板を発見した。

      真新しい。

      八幡の通りに道路整備の時に撤去されて以来、案内表示がなかった。これで中村時計店

     さんから、曲がって盛劇に向かうことが分かりやすくなります。

      今は、周辺環境を意識して、派手なものは難しいようです。


      「ふくしま」の方から行くと、このとおり。


    






     もう一枚は、丁度番屋の向かいに





















       ところで、八幡の通りから、案内板に誘導されて曲がってみたら、盛岡劇場前の通りに、

      照明灯の工事中。

       聞いてみたところ、なんと来年度には、融雪装置が整備され、この照明が灯るそうだ。

       八幡の通りまで、低くて洒落た照明灯は、足元からアスファルトに影が伸びる設計だそうだ。 

      つまり、扇の骨のように影が映るわけだ。しかも、通りに互い違いに。

       なかなか珍しい仕掛けだ。来年が待ち遠しいなあ~

 


 



      きっと、影は、この通りの新たな名物になるでしょう。      


  









     八幡界隈では、ソフトもハードも動いている。そんなことを満腹のランチの後の散歩で感じた。

     

    

     「誘導サイン」や「道路整備」が、その街に溶け込みそうものが出来ると住む人々は

    自然に受入れる。

     街は、「建物」「道路」「サイン」などがあり、店を営む「人」が造るものだと思います。

     だから、 街は生きています。呼吸しているようにさえ思えてくることがある。

     住む人一人一人がね否応なしに「街づくり」の中で毎日、生活しているわけです。


     そんなことを考えたり、日常に戻って歩きながら、満腹のお腹を軽くさすってみた。

     食の満足は、笑顔になる。

     「あ~喰った喰った」じゃないですね、「美味しく食べました」

     まあ、どっちでもいいかな(笑)

     こだわらずにまいります。