3月11日で震災も5年が過ぎた。
早いものです。
つい、先日、盛岡の菜園にある「ホテル ニューカリーナ」の1階のラウンジで珈琲を飲んでいた。
「そうだ、久し振りにミルフィーユを食べてみよう~」
そう思って、ケーキを見に行ったら、ショーケースの中の様子が違う。
「ミルフィーユは ? 」ト訊ねると、
「今は、ありません」
「はあ~、そうですか、ないのですか。もう、ここでは食べられないってことですか?」
「はい、実は、震災後、スタッフが・・・・・・」
「あ、そうですか、わかりました。すいません、色々と・・・・」
「今は、モダンタイムスさんのケーキです」
「そういうことか・・・・・」席に戻った。
ちょっとだけ聞いて後は、爺の推測もあるのだが、震災後1、2年、ホテルや旅館も大変だった
ようだ。
ちょうどそのころ、温泉旅館の知り合いから話を聞いたことがある。
震災で全てがキャンセルとなり、見通しのないまま、被災者を受け入れることとなった。積極的に
受け入れたものの、その後の見通しも無く、被災地に宿泊施設が無く、遠野や盛岡などの内陸に
支援する人々がとまり、朝から沿岸に向かい夜に帰って来る毎日だったそうだ。
しかし、全室が埋まるわけでもなく、利益の出ない日々が続いたらしい。
ニューカリーナの事情は知らないのですが、復興景気となるまでは、色々と大変だったのでしょう。
立ち上がりレジで、「モダンタイムス」のケーキを買うことに。
「モダンタイムス」さんは、名前では聞いたことがあるだけだった。
美味しそうだ。
早速、ケーキを選ぶ。そこは、食いしん爺、モダンタイムスさんとの出会いを逃すはずが無い!
家に帰って、早速・・・・チーズケーキから
美味しいなあ~ しっかりチーズの味!
爺は、このケーキの「かかと」というか「おしり」というべきか? 此処が好きです。
ニューカリーナに入ったのは、思えば、数年ぶりでしょうか?
二階の大宴会場とかには、たまに来てましたが、飲んで、いそいそと2次会に
流れてましたから・・・・
震災を体験してみると、ホテルにも色々な役割があることを考えさせられました。
当時も、色々な人がとまったのでしょう。
やはり、考えてみれば日本全体に、一億二千万の東日本大震災があるわけですね・・・・
しっとりとして、ナシかな? とても美味しかった。
シンプルというかあっさりしていた。
だから、あっという間に食べてしまいました。
モダンタイムスさんは、盛岡の仙北町にあるのは知っていました。
美味しかったので、ちょっと聞いたり調べてみたら、
オリジナルケーキが得意でウェディングやバースディなどやキャラクター、イラストまで
作っているようです。
なるほど、世界で一つだけのケーキ!
やはり、ここも、食べる人の「笑顔」とお客様との「出会い」を大切にしているみたいですね。