今日は、一ちゃんとランチ、久しぶりだなぁ~


   ランチの場所は盛岡は、桜山。


   一年ぶりぐらいかな?


   数本の路地に魅力的な飲食店が鮨詰め状態。ランチタイムは、オーエルが沢山。


   夜も官庁街のサラリーマンや若い人で賑わっているらしい。


 


   彼の発案で、


   モンタンの「アラモンタン」で即決!


   ランチタイムには混んで相席となるのだが、なんと二人席のテーブルが空いていた。


   雰囲気が爺向きではないが、一ちゃんは、まだなんとか。  










  窓際の席に、ちょっと淋しく、メンズ2名様 (笑)














   

   この後、すぐに満席状態。ラッキーでした。








    東大通り向きの窓。桜山神社を眺めながらのランチ。













   「でかぃなあ~初めて見ました」


   一ちゃんの感動は、タバスコかい? 












   きました!


   アラモンタン(L) 


   「若いころは、LLだったなあ~」と爺の言葉も耳にせず、一ちゃんは、黙々と


  フォークとスプーンを器用に。その割に、たまに「ずずー」っとやる(笑)


   爺は、フォークのみ。時に、ちょっとだけ「ずー」っとやる。


   熱くてちょい辛で、濃厚スープに絡んだパスタを黙々と・・・・・会話が消えた!












             「旨いんだなあ~これが」


             リピーターが多いらしい。病みつき派。「アラモンタリスト?」









 


       「また、このベーコンが合うんだなぁ~」















   


    


      一気に食べ終えると珈琲を挟んで会話が始まった。


      「2・2・2ですね」と腕組みの一ちゃん。


      きたな、


      「誰がニャン、ニャン、ニャンなんて考えたんでしょうね」       


      今日の話のネタは、猫を2匹飼っている一ちゃんが切り出すだろうと思っていた。


      「それから、ネコノミストだなんて、旨いこと言いますよね~」


      そうそう、日本人も、なかなか面白い。


      「ネコの可愛さって、「なんで!」とか「なんで~」って顔しますよね」


      そう、爺もそう思う。そこが可愛いのだ。そのくせ、我がままで。誰かにそっくりだ。


              


      調子のいい時は、猫なで声で甘えてくる。何かの頼みごと。


      落ち度を咎めているはずが、段々雲行きが可笑しくなり、いつの間にか般若の様な


     顔をしてこっちを責め立てる。


      なんでだ?




      やはり、猫の方が勝手気ままでも、無邪気で可愛い!



















     そんな話で盛り上がって、帰ろうとした、その時。


     軽く手を振って先にラセン階段を降りて行く人がいた。


     「あれっ、あれ、久し振り!」と爺は言った。


     微笑みながら二、三度頷いて、小気味よく、円を描いて降りて行った。




     爺が、運動していた頃のマネージャーだった。


    


     何か、久し振りの事が多い日だった。


     元気そうだった。昔だったら、パッと追いついて肩を並べたであろう~




     しかし、人間は、一瞬にして色々な想い出が頭の中を駆け巡るものだなあ。


     


     二十年ほど前だろうか? いやもっと前かな? この席だったかもしれない。


     昨日、食べたメニューは忘れても昔の記憶ときたら桜島の噴煙のこどく


    モコモコと湧き上がる。    


     このラセン階段を一緒に上り、爺は、確かにアラモンタン「 LL」を食べ、降りて行ったのだ。


     










       「なあ、アメショウ君、爺の想い出話を聞いてくれるか? 男同士だ!」


       「君は、絶対秘密を守ってくれるから、大好きだ」



  







             「あれれ、もう、なんだか眠そうだ」










      爺が、邪魔そうだな~












       もはや、気持いい時に入ったかなぁ~


       爺の昔話は、眠くなるらしい。


       まあ、仕方ない。


       今日は、ニャン・ニャン・ニャン。