バレンタインも迫ってきた。
昔は、爺も紙袋に溢れそうなほど「チョコ」を貰ったものだ。
こんなことを言うと「老化現象・過去の栄光を何倍にも、もるもる」
三年ほど前から八幡界隈を歩き周り始めた。
あちこちの店に入り、「へぇ~ 八幡界隈いいね~」と思い出した。
歩けば歩くほど、面白い。
高層ビルを背景にした古い町並み、
それぞれの路地に見え隠れする人々の暮らし、
いやあ~、はまりました。
でも、爺だけでしょうか? 中々に、入りにくい店も多いのです。
ある人が言ってました。
「暑い夏には、「店のドア 開放週間」やったらどうでしよう」
中を見ることで心惹かれたり、安心したりなどの大切さ。
なるほどと思いました。
小心で神経質な爺にとつて、ちよっと入りにくかった店の一つがここ、
「すずめ」でした。
まずは、「海鮮ミックス&豚焼きそば」のスタンバイ!
エイミーちゃんが焼き担当。(大丈夫かな~)
彼女は、春に盛岡を去ります。寿退社です。
盛岡が遠くなる前に、「すずめ」に行きたい!って言うので来店。
「想い出づくりに焼き担当」
ちょと形が、何やら足の多いヒトデみたいだ。
しかし、爺は見守るしかない。(笑)
なんとか やった! 爺の方が手に汗握ってる。
では、早速、アツアツを、
「旨い!うまい!」
エイミーちゃん、大成功! おめでとう、あれもこれも。
さて、次は、これまた爺の大好物の豚焼きそば。
「ソースのちょっと焦げた香。熱々の鉄板ならでは。これは、たまらん!」
味付けから焼きまで全て、エイミーちゃん担当。
「すずめ」では、ほんのちょっと教えてもらい、後は、自分達で
好きなように味付け、焼いては、楽しむ。これが基本。
具材を置いてマスターは、さっさと調理場に。
爺は、そこがとても気に入ってます。
事細かに教わる、あるいは基本、焼いてもらうのもいいのですが、
好き勝手に作る方が好きです。これは、人の選択 自由!
「この店のモットーみたいなものは、なんですかね?」とたずねてみた。
マスターは、
「平成元年に開店、先代が、人は腹いっぱいになって幸せなのだと」
先月、スキー帰りに寄ったら、珍しくマスターから声がかかった。
「スキーですか、雪ありました?」
「まだ、だめ、少なくてブッシュ踏んで板が・・・・」
そしたら、超笑顔。
(ひょっとしたら、スキーをするのかもしれないなあ。まだ雪不足
知ってたりして・・・・)
さて、どんどんいきます。続いて、すずめオリジナル「塩スープ餃子」
「なんとも美味しい・美しい」の一言!
さらに、鶏ハラミと皮の鉄板焼き 「鶏ネギ」
極旨! これには、鶏好きのエイミーちゃん満面笑顔でビックリポン!
店内は、広々と。テーブル席もあります。
此処にもランプ(二つに分かれ、段差に置きます。
すると車椅子でも大丈夫・子供たちが絵を描いてます)
人に優しい街・ザ八幡!
初め、ちょっとばかり勇気がいった玄関。
今では、ホイホイと暖簾をくぐります。
昼もやってます。一休みベンチも八幡らしい。
魅力的な街・八幡。
春に盛岡を去る人もきっと、いつか盛岡に来たら、
新しい家族を連れて、この街を訪れるだろう。
この街の昭和レトロな雰囲気は、古い街並みに住む人々の暮らしから、
自然に溢れ出ている。
さてさて、いつも満腹感で笑顔で帰るのだが、
爺にしては、珍しく色々、感慨深く店を出た。
「 WE LOVE 八幡!」